子どもの頃から親しんできた、身近な素材である紙。切りやすくアレンジしやすいだけでなく、柄がたくさんあるのも魅力です。今回作る蓋付きのトラッシュボックスは、中のゴミを隠して生活感を消してくれるアイテム。紙の専門店だから出会える個性的な柄の中から好きなものを選んで、自分らしい紙のコーディネートを楽しみましょう!
今回教えてくれたのは
代表の大西景子さん。2009年に家業の貼箱業と世界の紙を組み合わせた紙箱専門店『BOX&NEEDLE』を立ち上げる。東京と京都の直営店のほか全国各地でワークショップを開催中。その内容を解説した著書『新版 切る貼るつくる箱の本 ~BOX&NEEDLEの工夫を楽しむ箱づくり~』も好評!
スタジオにはかわいい紙がたくさん!
アートな幾何学模様や上品な花柄、コミカルなペンギン柄まで、テーブルに並べられた紙を見るだけで気分がアガります!
オリジナルの紙製小物もディスプレイ。紙はこんなにさまざまな小物に個性を与え、彩ってくれるのです。
スウェーデンの壁紙、ネパールの手漉き紙、日本の伝統「友禅紙」の技法を用いて手刷りされたオリジナルパターン。紙にもいろんな種類があるんですね!
さっそくワークショップを開始!
今回は、スタジオオリジナルの柄をセレクト。3色準備されたBOXのボディと蓋の型紙から好きな色を選んで揃えたら、さっそく組み立てていきます。
型紙の端に両面テープを貼り付けたら、折り線どおりに組み立てます。斜めにならないよう、慎重に!
無事にまっすぐ貼れました。これがトラッシュボックスの本体。これから外側に紙を貼り付けていきます。
動物の皮や骨を原料とする「ニカワ」を溶かして紙の接着に使います。ニカワは接着するだけでなく、紙に強度を与え、保護してくれるのです。
コツは先生がアドバイス&サポートしてくれます。刷毛でのり(ニカワ)を塗るなんて初めての体験。難しいけど新鮮で楽しい!
斜めにならないか、緊張の一瞬。でもニカワなら、乾かないうちは剥がせるので安心なのです。
空気が入らないように密着させたら、上下の端もしっかり折り込んで。柄があるだけで、紙もこんなに表情が変わるんですね。
ほかの参加者のみなさんの柄選びも参考になりますね! カラフルで綺麗な箱が、続々と完成に近づきます。
蓋に無地の紙を貼り付けたら完成。型紙があると失敗がないので初心者には安心ですね。
手作りトラッシュボックスが完成!
かかった時間は1時間ほど。存在感のある柄でも、無地の蓋を合わせるとグッと引き締まった印象になります。お部屋に置くのが楽しみです。
ご一緒した皆さんの作品と並べて記念撮影。組み合わせ方で、こんなに個性が出るのです。
まとめ
型紙が用意されているので、不器用でも安心。柄選びに集中できるので、紙のコーディネートをたっぷり楽しめました。先生の解説を聞くと、ひとつひとつの紙に物語が感じられ、どんどん生活に取り入れたくなります。お土産にいただいた端布ならぬ端紙の詰め合わせは、いろいろな柄が入っていて眺めているだけでも楽しい気持ちに。すっかり紙の魅力の虜になったワークショップ体験でした。
- 難易度 ☆☆
- 時間 1H
- 満足度 ☆☆☆
- 金額 6,480円(税込)
- 開催場所 BOX & NEEDLE 二子玉川店
今回教えてもらったのは…
- BOX & NEEDLE 二子玉川店
- 住所 東京都世田谷区玉川3-12-11
- 営業時間 11:00~19:00
- 定休日 なし
- 問い合わせ
- 03-6411-7886
- http://boxandneedle.com/