溶接ってハードルが高いと思っていませんか?中目黒にあるFe★NEEDSは、溶接機ブランド「SUZUKID」直営の工房。ここのワークショップなら、仕事帰りでも身一つで行って溶接が体験できるんです。今回は、木と鉄を組み合わせたおしゃれなシェルフをDIY。組み立て式でコンパクトになるので、自宅だけでなくアウトドアでも活躍してくれそう!
今回教えてくれたのは
「Fe★NEEDS WELDERS POINT 中目黒店」スタッフの桑原康介さん。小学生から体験できる溶接・鉄工のワークショップを開催するこの工房のモットーは、「鉄と鉄のみならず、人や社会と溶接をつなげる仕事」。決まった型のワークショップだけでなく、つくりたいデザインの相談にも乗ってくれます。
工房では様々なアイアンクラフトが楽しめます
工房にはプロの工具がずらり。初心者も制作できるシェルフやスツールのワークショップのほか、オリジナルのデザインを持ち込む自由制作コースも。
店内には木と鉄の組み合わせが素敵な手づくりのインテリアが並びます。溶接の技術だけでなく、溶接を使って家具や道具を生みだす「ものづくり」まで体験できるのがこの工房の強み。
さっそくワークショップを開始!
まず、この長い鉄棒からシェルフの脚と天板の枠の材料を切り出していきます。
初めて見る機械にドキドキするけれど、先生がお手本を見せながら、手順を分かりやすく説明してくれるので安心です。
鉄のカット初体験。長さを測って、先生のお手本通りに材料を機械にセット。
「機械自体が重いので、力を入れて切ろうとせずに置く感覚で」と教えてもらった通りにやると、スムーズに鉄棒をカットできました!
サイズ通りに全部カットし、先生にグラインダーという自動のやすりで切断面を仕上げてもらったら、脚と天板の枠の材料のカットは完了です。
枠になる部材には、天板を固定するためのビス穴を開けます。
ズレないようにドリルの位置を合わせたら、「かき氷を削る感覚」でゆっくり慎重に穴あけ。これで溶接の材料の準備が整いました!
次はいよいよ溶接を初体験!
火花や溶接の光の紫外線から目を守るヘルメット(溶接面)を装着すると、本格的な雰囲気に気分もアップ!さらに、腕カバーと脚カバー、手袋、デニムエプロンでスキマがないよう全身を防護。
今回使用する溶接機(半自動溶接機)は、機械の先から出ている鉄線と、材料の接着面を熱で溶かして溶接する仕組みのもの。材料が熱で一緒になることで強度が出るそう。
はじめはシェルフの脚を溶接します。コツをつかむまで、先生が全面サポートしてくれるので、初心者でも大丈夫。溶接のバチバチという音に圧倒されつつも、「スタート」「ストップ」の指示通りにスイッチを握って作業を進めます。
先生のサポートのおかげで、きれいに溶接できました!
次は一人で挑戦。先生も横で見ていてくれるし、ヘルメット(溶接面)越しだと写真ほど火花は眩しくないので、意外と落ち着いて作業できますよ。
先生と一緒に作業してコツを掴んでいたおかげで、きちんと溶接できました。
続いて天板の枠を溶接。慣れれば慣れるほど楽しく、さくさく作業が進みます!
溶接後は、飛び散った鉄粉がトゲのようにくっついていて危ないので、手作業で取り除きます。
脚と天板の枠が完成しました!初めての溶接なのに、まっすぐにできて感動!
最後に板と枠をビスで固定し、天板を組み立てます。
滑り止めと床のキズ防止のため、脚先にカバーをセットしたら、すべてのパーツが完成!
あとは左右の脚に、片方ずつ順番に天板を差し込むだけ。
手づくりシェルフが完成!
手づくりとは思えないクオリティのシェルフが完成!
まとめ
初めて使う機械ばかりでしたが、日常の動作になぞらえた説明で分かりやすくコツを教えてもらえるので、きれいに仕上げられました。この工房では、初心者でもできる作業と、プロが行う作業がしっかり分けられているので、ケガなく楽しくものづくりの体験ができます。バチバチと火花が散る溶接は、DIYしたという実感が大きいのでオススメです!
- 難易度 ★★★
- 時間 2H
- 満足度 ★★★★
- 金額 10,800円(税込)
今回教えてもらったのは…
- Fe★NEEDS WELDERS POINT 中目黒店
- 住所 東京都目黒区上目黒2-43-18 NAKAME GALLERY STREET at 中目黒高架下内#96-97
- 営業時間 平日11:00~20:00、土日祝 10:00~19:00
- 定休日 水曜日
- 問い合わせ
- 03-6303-0755
- https://feneeds-nakameguro.shopinfo.jp