山の別荘にはつきものの「湿気問題」。放っておくとカビや悪臭の原因になり、家を劣化させてしまうので、なんとかしたいもの。リサーチした結果、素晴らしい家電に出合いました。

N・Y

N・Y

東京郊外の一軒家で、3人家族+柴犬(4歳)と暮らす、恐妻家のお気楽会社員(55)。30年以上続けるアマチュアJAZZバンドでは、ギターを担当。ジャズ雑誌などで評論記事を執筆。暮らし系のエッセイは初挑戦。コスパよく別荘生活するコツを、あまり堅苦しくなく、お伝えできたらと思います。

週末は、猛暑から逃れハイダウェイへ

今年も、容赦ない猛暑がはじまっています。

リモートワーク中心だった私ですが、世の流れに抗えず、週に2〜3度、都内中心地まで通勤するようになりました。駅からオフィスまで徒歩15分ほどあるので、もうクタクタ。いよいよ、オトコの日傘を買おうかなと目論んでいる今日このごろです。

この夏も、週末を中心に自宅とサマーハウスとを行き来しています。高速道路のICを降りたあたりは30℃以上ある気温も、山をどんどん登るに従って急降下。車窓から入ってくる風が冷たくなって、気持ちがいい!
7月某日の15時で、室内の温度は20℃を下回っています。ここから少し肌寒くなってくるので、妻は薄手の上着を肩からかけています。

去年の今ごろは、まだ朝晩ストーブをつけていました。今年はそこまで寒くなりません。温暖化を感じています。いつかこの家にもエアコンを設置しなければならない日が来るのでしょうか。となると、真夏の東京は40℃以上が当たり前に!? 考えただけで、ゾッとします。

去年は悩まされた、セカンドハウスの湿気問題

2階の北側に位置するゲストルームです。
ここはほとんど手を入れておらず、壁紙もそのまま。かなり広さがあるので、大勢のゲストが来たときには、布団も敷いています。

窓からは、雪解け水が流れる山あいの水路が眺められ、なかなかの風情です。
が……ゆえにか、この部屋はたいへん湿気がこもりやすく、去年の夏は布団やリネン類がどれもじっとりと湿って、とても困りました。いくつか湿気取りを置いて、除湿機を回してみましたが、都度タンクの水を捨てることができないので、カラッとはいきません。臭いも気になります。

そこでいろいろと調べたり、デュアルライフをしている友人にも話を聞いた結果、最強の湿気取り家電に出合いました。

それがこちら!

水捨て不要の壁掛け型除湿乾燥機、DAIKINの「カライエ」です。

湿気を屋外へ排出するため、タンクの水を捨てる手間がなく、24時間365日の連続運転が可能。カビ抑制に効果的とされる湿度約60%を目標に自動運転し、無駄なく電気代を抑えてくれるという優れものなのです。取り付けには、工事が必要です。

私はネット通販で6万円ほどで購入し、いつものハウスメーカーのIさんにお願いして、リーズナブルに取り付けてもらいました。

使用した感想は、文句なしです。
もっと早く取り付けたらよかったと思うほどです。しばらく不在にしていても、布団はカラッとしたまま。冬季は結露対策にもなるので、安心です。

6月はカライエを常時自動運転させて、すべてのドアを開け、階段の踊り場ではサーキュレーターを回してみましたが、いい感じでした。湿気がないだけで、こんなにQOLが上がるのかと感動しました。

今夏の快適さは、家の周りの木を伐採したのも功を奏しているかな、と。
ちょっとお金はかかりましたが、やっておいてよかったと思います。

この夏も、信州を満喫したい

セカンドハウスでの週末の過ごしかたですが、だいたい金曜日の夜から移動して、翌土曜日は朝から八ヶ岳や松本、佐久など近隣の観光地へ遊びにいき、日曜日の午前中に地元の直売所で新鮮な野菜やお米、卵などを買い込んで東京へ戻る、というパターンが多いです。

平日には、私だけ、または妻だけがゴン太を連れてやってきて、リモートワークをして過ごすこともあります。一人で過ごすときは、近所の犬仲間と一緒に散歩するようになりました。少しずつコミュニティもできはじめています。

先日は八ヶ岳のクラフト市へ遊びにいきました。陶器やアクセサリーなど、妻は喜んで見て回り、私は息子とパターゴルフを楽しみました。

いよいよ息子も夏休み。彼の部活の予定をかいくぐって、この夏もセカンドハウスで涼しく過ごそうと思っています。

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