断熱効果の向上だけでなく、結露の抑制や防音効果など、メリットの大きい「断熱内窓」。国の補助金制度を使うことで、かなりリーズナブルに取り付けることができました。実際の使用感と、追加リフォームにかかった費用についてもご紹介します!
迷った挙句、やっぱり決めた! 内窓のリフォーム

この原稿を書いている現在、8月のお盆休みの真っ最中。セカンドハウスの外気温は16度。かなり肌寒いです。一方、室内は20度ほど。半袖でちょうどよい感じです。
実は、本格的な夏がはじまる前に、追加のリフォームをしました。「断熱内窓」を取り付けたのです。
信州のかなり高地にあるわがセカンドハウスですが、もともと一般的な仕様の住宅として建てられており、窓は一枚だけ。冬はかなり寒くなりますし、夏場も窓の結露にはちょっと手を焼いていました。
昨年トライしたウインターステイの様子は、こちらをご覧ください。
冬場、リビングでストーブを2つ使っていた私たちの様子を聞いて、ハウスメーカーの担当Iさんが、「断熱内窓を取り入れてみては? ずいぶん違うと思いますよ」と提案してくれていました。でもなあ……全体のリフォームでかなりお金を使ってしまったし、内窓工事にまで手が回らないな……と、しばらく躊躇していました。
ところが、Iさんが送ってくれた環境省の「先進的窓リノベ2025事業」の情報を見て、ガラリと気持ちが変わりました。工事費用の補助率は(工事内容にもよりますが)40〜50%ほど。上限1戸あたり200万円。複数回行う場合も、範囲内で申請ができる、とあるではありませんか! さらに、ややこしそうな補助金の申請手続きも、基本的にはリフォーム業者がやってくれるとのこと。
ネットで補助金事業制度は今年で終わるかも?という記事も見たことで、俄然「やっとくしかない」と前向きになったのです。
断熱内窓を取り入れるメリット

既存の窓と内窓の間に空気の層ができるため、魔法瓶のように熱の移動を防ぐ断熱内窓。そのメリットは、大きく5つあると言われています。
1:断熱効果の向上
2:結露の抑制
3:防音効果
4:省エネ・光熱費削減
5:防犯性の向上
今は夏で、エアコンがないセカンドハウスでは、実際の断熱効果はじんわりとしかわからない状態ですが、結露は本当になくなりました。また、二重で窓を閉めると、かなり静かです。
いつも大きく聞こえていた、家のそばに流れる水路の音も、ほとんど気にならなくなりました!

書斎に取り付けた断熱内窓の様子。一段明るい色にしてみました。窓枠でインテリアの雰囲気を変えられるのも楽しいものです。
断熱内窓リフォームにかかったコストは?

静かになった室内で、愛犬ゴン太もゆったりくつろいでいます。
さて、この断熱内窓のリフォームにかかったコストをご紹介しましょう。
トイレの窓以外、上下階すべてに内窓を取り付けました。
もともとの料金は、工事費込みで約120万円。補助金は約50万円。
つまり、実質に負担した金額は、約70万円でした。
ボーナスがほとんど吹っ飛ぶ金額ではありましたが、50万円の補助金はかなり大きいです!
それに、これから何年デュアルライフを楽しめるかわかりませんが、できるだけ長く快適に過ごせた方が、得というもの。
またまたお金はかかってしまいましたが、後悔はありません。
セカンドハウスだけでなく、自宅の断熱内窓のリフォームを考えている方がいらっしゃったら、ぜひ早めにリフォーム業者さんに当たることをおすすめします。
猛暑での冷房効果も、かなり上がると思いますよ。
せっかくの補助金制度、使わないともったいないですよね。
セカンドハウスの冬の断熱効果についても、またレポートします!