整理収納コンサルタントの本多さおりさんの家にあるモノは、素敵で、便利そうで、参考にしたくなるものばかり。普段いったいどんな観点でモノ選びをしているのか? 本多さん愛用のお店やブランドで買い物をしてもらい、密着してそのモノ選びの秘密に迫ります。すでに家で使っているモノや、新たに購入したモノの使用感もレポートしていただきますよ!

本多 さおり

本多 さおり

暮らしを愛する整理収納コンサルタント。雑誌やwebなどで暮らし重視のシンプルな収納術を提案している。『家事がとことんラクになる 暮らしやすい家づくり』(PHP 研究所)には物件探し&購入から家づくりの工夫まで紹介されている。また、新著書に『旅は暮らしの深呼吸』(集英社クリエイティブ)などがある。

http://hondasaori.com/

今回協力してくれたのは「DAISO アルカキット錦糸町店」

本多さんにとって、DAISOは「行くたびに発見があって、訪れるだけでワクワクする」お店。新商品がどんどん発売されるので、ちょっと行かない時期があると品ぞろえがガラッと変わっている刺激的な場所なのです。たとえばスポンジだけがほしくて行くのだとしても、「どんなモノに出会えるんだろう?」と楽しくなってしまうのだそう。
今回は、そんなDAISOの都内最大面積を誇るアルカキット錦糸町店に訪問。数多くのジャンルの中から、収納用品、調理ツール、電化製品周りを中心にいいモノ探しに出発です!

まずはお家芸、収納アイテムチェック!

「むっ、これは!」
さっそく、仕切りのついたフタ付きケースに手を伸ばしました。

「このシリーズの、浅くて縦に三分割されたものを持っているんです。こどもたちの文具ストックを管理するのにとても便利。これは、より深さがあっていいなあ」

「透明で中が見やすいし、開け閉めも軽くしっかりとできるいいケース。もっと細かく仕切られたものもあるけれど、うちに細かいパーツ系はないのでニーズがない。これは大きく分かれていて、“まとめるとかさばるけど分けたいモノ”さまざまに使えそうです。化粧品とか、お弁当作りのグッズとか。」

それにしても、こんなに数多くの収納用品の中からどうやって“自分に必要なモノ”を見つけられるのでしょうか?
「収納用品はシンプルなものに目が行きます。デザインがシンプルなもの。そしてつくりがシンプルなもの。となると、そんなに多くはないんです。
たとえば、“リモコン用”というよりは、“ただのケース”がありがたい。多くのモノに使い回せますから」
山ほどある商品のなかに、焦点が合うポイントがあるんですね!

棚面、床面だけではなく「空中」も収納と考える

さまざまな収納用品がずらりと並ぶ棚の間を突き進んでいく本多さん。たどり着いたのは……?

画鋲、ピン、ネジなど壁面に取り付けるためのピンコーナー。細かく用途に分かれた便利グッズがぎっしりと並んでいます。これだけあると、ものすごい情報量!どこを見ていいのかもわからなくなりそうです。

「シンプルな画鋲だけでなく、ネジの代わりになるものや、植物を天井から吊り下げられるものなど、便利なグッズがたくさんありますね。わが家はこれから賃貸物件に引っ越す予定があるため、石膏ボード用の刺しあとが目立たない商品に目が行きます。DAISOさんには、ホームセンターも顔負けのレベルで多様な種類が置かれています。ただホームセンターと違うのは、プロ仕様のものではなく“一般の誰もがわかりやすく使いやすいモノ”ばかりなこと。ありがたい!」

ジョイントラックのパーツコーナーも凝視。
「必要なパーツを選んで組み立てられるジョイントラック。これもDAISOの定番ですよね。わが家ではずっと、キッチンでホットクック2台を縦置きするのに使っていました。省スペースが叶ったし、キャスターをつけられるので転がせて調理台の掃除もしやすかった。今はワーキングデスクの下でプリンターを置いています。そうだ。棚板を1枚買い足して、コピー用紙置きにしてもいいな……。こうしてどんどん変えていけるのが嬉しいんですよね。しかもスチールの素材感が安っぽくないんです。家に来た人に『これダイソーの商品ですよ』と言うと、みんな驚きます」

調理する場を整えてくれるモノがいっぱい キッチンコーナー

「これはわが家で愛用中の『マヨケチャホルダー』。以前は冷蔵庫の中でペンスタンドを利用してマヨネーズを立てていたのですが、場所を取るし、汚れるうえに洗いにくかった。これは省スペースで、汚れにくく、洗いやすい!助かっています」

「お~!お米を2合を測れる計量カップなんてあるんですね!普段1合ずつ測っていると、今何杯目なのか忘れちゃうんですよ。これなら4合でも2回すくうだけだから、さすがに間違えずに済みそうです」

「こちらもわが家の愛用品。取材などの来客が多いのですが、撮影で忙しかったり、人数の多いときなどは使い捨てのコップで飲み物を配ります。熱を通しにくい紙コップなら、熱いコーヒーでもOK。夏場はアイスコーヒー用にフタ付きのプラカップを用意しています」

「これもおもてなしに良さそう。ピックが必要なフルーツやお菓子を出すときは、ふだんは無印良品の『竹材折れにくい楊枝』を使いますが、こんなピックならおもてなし感がさらに増しそう!」

コード、電源まわりなどの小型家電コーナーも要チェック

ほとんどのおうちで、コードや電源の管理や整理にお悩みではないでしょうか。本多さんも例外ではないようです。
「コードのついた多様なモノが、新しく家電を導入したりすると家を出入りしますよね。だから常に新たなコード環境に対応しなくてはならないし、ごちゃごちゃさせたくない、わかりやすくしておきたいという課題があります。DAISOに来たときは、コードや電源管理のためのグッズを定期的にチェック。どんどん進化しているので、いいモノがないかといつも狙っているんです」

コンセントの差込口を「1→4」に増やしてくれるタップ。
「これ、ただのタコアシじゃないですね。厚みがないので、手前に家具があってもスッキリ使えそう。さらに側面だけでなく、正面にも差込口がついている!以前こういうタップを美容室で見かけて、頭の大きい電源も挿しやすそうだなと思ったんです。

「DAISO」で最終的に選んだ3つは?

セレクト1:SIKIRI3V 深型

「わが家は引っ越し予定があり、あらゆるものの収納が変わる可能性がある状態。種類ごとにざっくり分けながら、おおらかに細かいものをまとめられるこんなシンプルなケースは、きっと助けてくれるシーンがあるはず」

実際に使ってみた様子がこちら!

●コード類の収納に

コードのストック収納が、スッキリと叶いました!
ずっと、USBの形状ごとにジップ袋で分けていたんです。けれど袋の数が増えて、引き出しの中でごちゃっとしてしまい、選ぶときにストレスでした。このケースでひとまとめにできて、長年のモヤモヤがスーッと晴れました!

左から、「一番多いCタイプ」「そのほかのUSB」「コードをまとめるテープやクリップ」。コードを収める際、量を見直して減らすこともできました。コードをスッキリとまとめるグッズも一緒に入れておくと便利。

●収納場所は?

生活動線上にあるクローゼット内の棚に収納。ストックとはいえ、ちょこちょこと出番があります。透明だから横からも見えて、家族にもわかりやすい。

セレクト2:ライスカップ 2合

長年の悩みだった「何合入れたんだっけ」問題をこれで解消したい!

●実際使ってみた感想

このアイテムのおかげで、数え間違いストレスがなくなりました!なんと、斜めにすると1合分を計れるという優れもの。お米と同じ分量の水もこれで測って入れるだけなので、アイテムひとつで炊飯前の計りが完了です。その後取っ手を吊るして乾かしやすいのも良い。

乾いたら、米びつの中に入れておきます。

セレクト3:4個口スクエアタップ

正面に2つ、側面に1つずつ差し込み口があるコンセントタップ。よくある手前に出っ張っているタイプではなく、壁に沿う薄型の設計が新しくて気になりました。

●コンセント上部の差し込み口に取り付け

「四角くて、角のしっかりあるデザインがスッキリときれい。コードを壁にぴたっと這わせてくれながら、すぐに抜き差ししやすい正面にも挿し口がある優れものです」

「写真のように大きい頭の電源を挿しても、二口分場所をとらないのも良いところ。重みでタップが傾いてこない仕組みなのもうれしい!」

凸の根元が可動タイプではないので、挿したら動きづらいデザイン。

●壁のコーナーのコンセントタップに合わせて

双方向にコードがスッキリと這います。
「コンセントって、意にそぐわない場所についていることも多いじゃないですか。また、古いおうちだと黄ばんできたりして、ちょっといやだなと感じることもありますよね。そういうところを、『あら素敵!』と思えるようなタップでアップデートできるのが嬉しいですね」

おかいものを終えて

DAISOのモノは、どんどん進化していくので頼ってみたくなります。ただ、ここで私は「買いやすい値段だからといって、よく考えずにとりあえず買う」ことは避けたい。
気が利いているグッズというのは、優しさでできていますよね。そういうモノが、本当に自分の家に合ったモノなのかをちゃんと吟味しないと、結局使わず手放すことになってしまうかもしれません。それは、作った人にも、モノにも申し訳が立たない。環境負荷にもつながります。
買いやすい値段だからこそ、お店でよくよく想像を膨らませて「本当に自分の課題にマッチするか」「同じ役割のモノをもう持っているのでは?」と考えるべきだと思うのです。実は、本当に課題を解決してくれるモノ、暮らしを助けてくれるモノを選ぶのはとても難しいことです。「こういう不便を繰り返している!」ということと、売り場で出会ったモノとが結びついたとき、私たち双方の幸せが生まれるのだと感じています。今回、これからの暮らしを支えてくれる3点と出会えて幸せでした!

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