ライター・山野井

ライター・山野井

思春期まっただ中の10代男子と、天然な夫との3人家族。鎌倉の小さな家で、インコとワンコと共に暮らしています。趣味は旅と料理、マイペースでフランス語を勉強中。

HOUSTO読者の皆さんは、きっと器好きな方が多いはず。
編集部ライターの私も、器には目がありません。
とはいえ、さほどたくさん持っているわけではないのです。
それは、「家の器収納に収まりきらないものは、譲るか、売るかして処分する」というルールを自分で決めているからです。

思い入れはあったけど、どうしても使わないものなどは、「あの人の家ならきっと使ってもらえるはず!」と思う相手にプレゼントします。売れそうなものは、メルカリに出します。売れないものは、段ボールに入れて、「ご自由にお持ち帰りください」と家の前に出しておくと、割となくなります。それでも余ってしまったものは、植物の受け皿にしています。

取材や旅行で、器探しをするのが大好き。だからしょっちゅう器は買うのですが、そのたびになるべく収納棚を整理して、溢れたものはどんどん処分します。だから永遠に買うことができるのです! 家族は呆れておりますが、いいのです。これが私の趣味なのですから。

ということで、器については、きっとこれからもたびたびコラムに書かせていただくことになると思いますので、初回のタイトルを「第一回」とさせていただきました。

さて、今回ご紹介するのは「わが家の豆皿」。

豆皿に本格的に開眼したのは、京都で、定食を出すカフェに行った時のことです。
プレートの上に、メインのおかずが盛られ、そこに豆皿が一緒にのせてありました。ほんの一口、ちょっとした副菜が豆皿に入っていて、それがとても見栄えが良かったのです。

わが家の再現なので、盛り付けが素人っぽすぎますが、こんな感じで真似しています。

少しだけ余った常備菜というのは、ふつうに添えるだけだと埋もれてしまって、あまりおいしそうに見えなかったのですが、こうして豆皿に置き直すだけで、なんだかとても上等なおかずに見えることに気づきました。それに、器で“かさ増し”できるので、おかずが少なくても、なんとなく満足できるのもポイントです。

また、薬をあらかじめ豆皿に入れておくと、飲み忘れないので、これも便利です。

以前、インスタグラマー「まめジャム」さんのご自宅を取材する機会があったのですが、コレクションは壮観で、使い方も、さすがのテクニックでした。

中、小、極小くらいを揃えておくと、何かと便利です。
この鶏の豆皿は、バンコクの市場で見つけて買ったもの。食事の時だけでなく、切っておいた香味や、調味料を入れたりして調理にもよく使います。

なかなかお気に入りに出会わないのですが、またピンときたものを見つけたら、わが家にお迎えしようと思っています。
豆皿を入れるスペースは、まだまだありそうです。

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