ライター・山野井

ライター・山野井

思春期まっただ中の10代男子と、天然な夫との3人家族。鎌倉の小さな家で、インコとワンコと共に暮らしています。趣味は旅と料理、マイペースでフランス語を勉強中。

いよいよ夏本番ですね!
これからの季節は、透明感のあるガラスの器が大活躍。陶器と組み合わせるとヌケ感が出て、食卓が爽やかになります。

それにしても、どうして「お気に入りほどよく割れる」のでしょうか。
絶対に割らないぞ!と決めて使っているものほど、やらかしてしまう悲しさよ…。

思い返せば二十数年年前、結婚のお祝いにいただいた「バカラ」のシャンパングラスを、初めて使ったクリスマスの夜に割ってしまいました。
この男女が描かれたタンブラー(上の写真)も、アルザスのアンティークショップで見つけた大のお気に入り。女性の方が割れてしまって、瞬間接着剤でとりあえずくっつけてはみたものの、やはりもう使い物にはなりません。それでもかわいいから捨てられず、飾っています。

なぜ割れるのか。
それは「お酒を飲んだ後に酔って洗うから」。

これに尽きるのですが、どうしても洗い物を翌朝に持ち越したくないこの気持ち、わかっていただけるのではないでしょうか。

さて今回は、そんなわが家のガラスのカップをご紹介します。

ワイヤーネットに入れているのは、わが家の「一軍」カップたち。
水やお茶をぐびぐび飲んだり、調理に使ったりと、デイリーユースしているものです。「DURALEX」と、プリン屋さんのカップを愛用中。粗い扱いをしても、こういうものはほとんど割れないんですよね、なぜか。

こうしてワイヤーネットに入れる方式は、私が大学生の時にアルバイトしていた某ティールームで学んだものです。「DURALEX」の丈夫なカップは水用で、大きなワイヤーネットにガシャガシャ入れて使われていました。店舗は観光地にあったのでいつも忙しく、左手に2つカップを持ってピッチャーで水を入れ、走り回るようにして運んでいたことを思い出します。

こちらは江戸切子の日本酒用グラス。
亀戸の工房を取材した時に購入したものです。陶器のぐい飲みから、このグラスに替えると、夏が来るな〜と実感します。
これも、初めて使ったその夜にぶつけて欠けてしまいました。金継ぎをして、使い続けています。

黄色シリーズ。左は琉球ガラス。右は栗原はるみさんのショップで売られている定番商品です。このレモンのグラスも4つ買って3つ割ってしまいました。買い足さねばと思っています。

これはスウェーデンのガラスデザイナー、「エリック・ホグラン」のガラスマグ。
モチーフはこちらも男女です。持ちやすく、適度な重量感があって、これでビールを飲むと本当においしい。

こちらは「iittala」の「フルッタ」というシリーズのピッチャー&タンブラー。
グリーンのタンブラーはもともと4つ買ってあったのですが、これも2つ割りまして…クリアを買い足しました。なんとなくホグランと雰囲気が似ていますよね。北欧つながりという感じでしょうか。

しかしこうしてみると、実にたくさん割ってきたものです。
形あるものはいつか壊れる、は真理ですが、それにしてももう割りたくない!
これからはもっと気をつけて、大切に使っていこう、と心しました。

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