こんにちは。ライター佐藤望美です。
私のコラムは「暮らしにつながる旅」をテーマにお届けしています。今回は、ちょっと早めの夏休み。沖縄・石垣島です!

佐藤望美

佐藤望美

ライフスタイル全般を手掛けるエディター・ライター。インテリア、整理収納、家事のコツ、ミニマリスト関連の書籍も数多く編集、執筆。トラベルエディターとして子連れ旅情報をまとめたWebマガジン「FOOTABY!」を運営中。

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日本だけど、日本じゃない。「クラブメッド・石垣島 カビラ」へ

円安の今、日本じゅうどこを訪れても海外からの観光客が増えていますね。インバウンド利用が7割なんてホテルもザラにあるようですが、ホテルスタッフは通常、日本人。それが、今回訪れた「クラブメッド・石垣島 カビラ」はまったく違いました。スタッフ(クラブメッドではG.O、ジーオーと呼ばれています)の国籍がとにかくインターナショナルなんです。

クラブメッドはフランス発祥のリゾートで、日本では石垣島と北海道4施設(サホロ、トマム、キロロ グランド、キロロ ピーク)を展開しています。石垣島 カビラは南ぬ島石垣空港から約35分の場所にあり、プライベートビーチに面したリゾート。

施設内は英語やフランス語が飛び交っていて、パスポートは要らないはずなのに、ここはまるで海外。

マリンアクティビティ担当も、バーテンダーも。ここにいるG.Oは基本的に英語を話します(もちろん日本人もたくさんいて、日本語は通じますのでご安心を)。

日本にいながら海外旅行気分を味わえるうえ、英会話の練習にもなる。クラブメッド以上に、円安時代の旅行に向いているホテルがあるでしょうか!?

ちなみにクラブメッドの大きな特徴はもうひとつ、オールインクルーシブであること。宿泊費、食事・ドリンク(アルコール含む)、アクティビティ、キッズプログラム(なんと4歳から10歳までの子どもを追加料金なしで預かってくれる)、エンターテインメントなどが旅行代金にあらかじめ含まれています。

だから、滞在中はレストランでもアクティビティ施設でも「部屋付けで」と言うことは基本的にありません。ブティックで服などを購入するときくらいでしょうか。

代金を気にせずストレスフリーで楽しめる。ホテルを出て観光や買い物しに行く人より、施設内でずっと過ごす人のほうが圧倒的に多い印象です。ホテルステイが好きな私にとっても願ったり叶ったり。

石垣島 カビラの夏はマリンアクティビティ最盛期。スノーケリングのボートトリップやカヤック、ウィンドサーフィン、SUP(スタンドアップパドルボート)を好きなだけ楽しめるなんて、まるで天国です。

アクティビティは毎日提供されていて、予約不要で楽しめるものもたくさんありました。予定を決めきらず、その日の気分で「今からやろう」と動ける。そして「もうじゅうぶん」と思えばそこでストップし、他のアクティビティに移ることもできます。散々遊んだら、夕食の時間までバーでひと休み。

ビーチフロントにある夏季限定「ホワイトパールバー」にて。アルコールもオールインクルーシブなので、スパークリングワインや白ワインをオーダーしまくり

通常の旅行なら、例えばスノーケリングツアーを予約するとその日の予定はこれだけで潰れてしまうもの。でもクラブメッドではそういう時間の縛りがほとんどなく、いろいろ挑戦できるのはとてもよかったです。逆に自由すぎてあれこれ欲張ってしまい、忙しくなってしまう危険あり!

私はマウンテンバイクや空中ブランコ(クラブメッドの名物アクティビティ)も楽しみましたよ!

マウンテンバイクは初心者ツアーを予約して、絶景ポイントまでサイクリング(もちろんオールインクルーシブ!)

経験豊富なG.Oが優しく教えてくれる空中ブランコアクティビティ(夏季限定)。ホテルにこんな大規模施設があるのは相当レア。はしごを登るときは恐怖。でも達成感と爽快感がクセになって何度も飛んだ結果、手のひらにはマメが

気になる客室は、落ち着いたインテリア

こちらはデラックスルームです。華美すぎずシンプルで、目にも優しい色使い。

ヴィンテージっぽい木のチェアがかわいい。

「起こさないでください」サインも、南国ならではのデザインでした。

テラス、ガーデンの奥には海もちらっと見えます。オーシャンビューやシティビュー、ガーデンビューとたくさんのホテルでたくさんの景観を楽しんできましたが、じつはガーデンビューが一番好き。緑の癒し効果は想像以上に高いです。これって、自宅でも同じですよね。

部屋の中にグリーンを置くのはもちろんですが、窓の外を眺めたときに緑が見えるかどうか。いわゆる借景を条件に部屋や土地探しをするのもアリだなと思います。

個人的に好みだったのはレストラン! 天井の籐のランプがとても素敵でした。

籐はナチュラルインテリアに馴染む素材ですが、スタイリッシュな雰囲気のアクセントとして使うとグッと引き締まりますね。

海を眺めながら、毎食ビュッフェをいただく。沖縄料理も各国の料理も、豊富に用意されていて飽きません。

こちらはオープンスペースの様子。沖縄らしいと言われればそうだし、バリのような雰囲気もある。アジアンリゾートでうまくまとまっている印象でした。ちなみにバリにもクラブメッドがあるようなので、いつか行ってみたいです。

ゆっくり休養するつもりが、普段以上に張り切って動き回った石垣島の旅でした。次はどこのホテルに行こうか、今日から新たな計画がスタートです。

それでは、また次回お会いしましょう。

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