自然素材の収納グッズは、素材自体がひとつのインテリアとして成立します。見せる収納の完成度もアップ!
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収納グッズ選びで、「見せる収納」の仕上がりは変わる!
扉付きの収納が少ないひでまるさん宅は、見せる収納のアイデアの宝庫です。
今回の見せる収納のルールは「自然素材を使う」ということ。木や籐などの自然素材でできた収納アイテムは、インテリア悩みのモトになりがちな電化製品などの人工物との相性が意外にいいのです。とくにキッチンでは大活躍!
たとえばコンロ横のパイプには、かごを吊り下げてエプロンなどを丸めて収納。コンクリートの壁のクールさに、あたたかみのあるカゴが映える! 人工物と自然素材を同じ場所で使うことで、ギャップでお互いの魅力を引き立て合っています。
人工物の象徴である家電は、プラスチックを合わせると冷たい雰囲気に。好きな形の天然素材のカゴを収納アイテムに使うことで、冷蔵庫のシャープさも魅力に変わります。
カゴの中を見せてもらうと、なんとお蕎麦が!美しいかごの存在感は、生活感が出やすい食品パッケージも上手に隠してくれるんですね。
収納グッズとして売られていないものも、自由な発想で「見せる収納」に!
洗面所で使っている木製の棚は、「IKEA」でなんとドールハウスとして売られていたものなのだとか!木の質感と形の愛らしさが、ごちゃつきがちなスキンケアアイテムをうまくまとめています。眼鏡置きに活用したのは、こちらも「IKEA」のミニカー用のディスプレイ棚。直感で選んだモノを収納グッズに変換するのも、見せる収納の楽しさですね!
遊び心のあるアイテムを収納グッズとして活用するコツは、色数を抑えること。飾りの煙突や梯子の色に合わせ、収納するアイテムはブルーやグリーンでさりげなく揃えています。
プラスチック類は目立たない場所で最小限に
とは言っても、どうしても収納力が必要な場合には、大型のプラスチックのBOXなどに頼ることに。上の写真は、キッチンの裏側の見えづらい場所に設置した大型収納。中には、保存食や日用品などが入っているそう。
「プラスチックのBOXなども、落ち着いたカラーをチョイスしつつ、置く場所を見えづらいところに限定することで、収納力を確保できます。活用方法にメリハリをつけることが大切なんです。ぜひ家の中の動線を見渡して、見えやすい場所や死角などをチェックしてみてくださいね。」(安藤さん)
今回教えてもらったのは……
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安藤秀通 整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト。都内の47平米のリノベーションマンションにて、パートナーと2人暮らし。『47㎡、2人暮らし 大好きだけが並ぶ部屋作り』(小学館)が好評発売中。