第8回目は、インスタグラマーのNanaeさんにお話を伺いました。6年前に住み始めたリフォーム済みの中古住宅。使いづらさから持てあましていた和室を洋室へと大変身させることに。セルフリノベを選択した理由や苦労したエピソードを教えてもらいました。
インテリアを妥協しない!好きなテイストに合わせて和室を洋室に
6年前にリフォーム済みの中古住宅を購入しました。当初、和室は客間にしていましたが、あまり使う機会がない上にインテリア小物も飾りにくく、持てあましていたので思い切って畳の上にフロアタイルを施工し、子どもの遊び場になっていた押し入れも使いやすいように収納やデスクにして、洋室にセルフリノベしました。
もともとDIYが好きだったことや費用面も抑えられることから、「よし!とりあえずやってみよう!」と思い、セルフリノベを選びました。もし困ることや大きな修正が必要になれば、プロに頼むことも視野に入れつつ作業を進め、うまくいかなくて焦ることもありましたが、今のところなんとかなっています。
セルフリノベに取り組む日にちと時間はしっかり定めて作業に集中
セルフリノベ後のイメージは主に海外のインスタグラマーさんのインテリアなどを参考にしています。デザインの資料などはつくらず、その都度測って考えながら進めるため、途中で赴くままに急遽変えることもありました。
DIYやセルフリノベは、工具を使うのでなるべくこどもたちがいない時間に、ほとんど1人で作業しています。まとめて作業した方がラクなので黙々と作業に没頭できるように、打ち込みたい日は朝から晩御飯の支度も済ませて心置きなく取り組みました。
和室は床の張り替えで丸一日、ヌック(こぢんまりとした居心地の良いスペースのこと)づくりはペンキの乾燥時間なども含め5日ほど、押し入れは2~3日、アーチ壁は2日程度かかりました。
ペンキは重ね塗りするので乾燥時間が思ったよりかかるため、天候はなるべく晴れた日を選ぶのがおすすめ。早く終わらせるためにペンキを塗ってから仕事に出かけ、帰ってからまた隙間時間に作業する、ということも多々ありました。
こどもの遊び場や大人のくつろぎスペースとして使えるヌック
ザ・和室だった部屋を洋室に変えてから、インテリア小物をとても飾りやすくなりました。私の好きな海外インテリアは和室とはあわなかったので……。
一番作ってよかったのは、やはりヌック。セルフリノベ前は押し入れの上段でこどもが遊んでいましたが、高さもあり危険に感じることもありました。ヌックではこどもたちが本を読んだり、うたた寝したり、私も家事の途中で一息ついたり。マットは固定していないのですが、それが結果的によかったです。机としても使え、折り紙したり、お絵描きしたり、どちらの使い方も楽しんでいます。
床はフロアタイルではなくクッションフロアでもよかったのかなあと思うところも。質感はフロアタイルの方がリアルに感じるのですが、角の施工はクッションフロアの方がやりやすかったです。ペンキを塗ったところ以外は原状回復もしくは他の方法で戻せるようにと施工しているので、いずれクッションフロアも敷き直してイメージチェンジしてもいいかなと考えています。
100均とホームセンターのアイテムを要所で使い分ける
かなりざっくりですが、和室は床含め10万円程度でセルフリノベすることができました。簡単な材料を買うときは100均で探し、自分で好みの色に塗装して使っています。なかでも和室の引き出しに使った「セリア」の取手はお気に入りです。負荷がかかる場所に使うような強度が必要な材料は、長い目で見て値段が高くてもホームセンターで購入しています。
最後に
もし、セルフリノベに挑戦したいけれど自分にできるのか悩んでいる人がいたら、まずやってみること。細かいところは気にしない、失敗してもなんとかなるの精神でやり切れると、私は思います。今は補修の道具や方法もたくさんありますし、もし補修できないくらい修正が必要になってしまったら、プロに頼むこともできます。
私は入居したての頃、新築や注文住宅への憧れが強く、ここがこうならなぁと後悔の気持ちで日々を過ごしていましたが、DIYを始めてからは、インスタグラムなどでの交流や情報交換の機会も増え、自分のおウチの好きなところが増えました。セルフリノベに挑戦してよかったな、と最近はそう思います。