2月18日-3月4日は「雨水(うすい)」。それまで雪だった天候が雨に変わり出す頃
それまで降っていた雪が気温の上昇とともに雨に変わり、長く凍っていた雪も溶け出すのがこの頃。
このタイミングで、家の中の「水の流れ」に注目してみましょう。
冬の間は冷たい水を触りたくないものですが、少しずつ気温が上昇するこのタイミングに、えいや!と水回りを掃除すると気分もスッキリするはずです。
今回は洗濯槽掃除を中心に、排水周りの掃除方法をお伝えします。
2月下旬の暮らしデータ
●平均気温 7.0℃
●平均降水量 17.8mm
●平均湿度 54%
出典:気象庁ホームページ
洗濯槽掃除、今回使ったのはこれ 「シャボン玉石けん」洗たく槽クリーナー

ドラム式洗濯機と、縦型洗濯機では使える洗剤の種類が異なります。
洗濯槽洗剤では「過炭酸ナトリウム」「次亜塩素酸ナトリウム」が主流で、どちらも漂白剤としての役割があります。
過炭酸ナトリウムを主成分としたもの……酸素系漂白剤。基本的に縦型のみ使用が可能。一部の商品では、ドラム式で使えるものもあるので要チェック。
次亜塩素酸ナトリウムを主成分としたもの……塩素系漂白剤。縦型、ドラム式どちらも使えます。酸性洗剤と混ぜると有害ガスが出るので取り扱いには要注意。
今回は環境への負担も抑えられる過炭酸ナトリウムを主成分とした「シャボン玉石けん」の洗濯槽クリーナーを使用しました。
STEP1 一袋投入して4時間放置。それだけ!
パッケージに書いてある通りの方法で洗濯槽を洗浄します。
MAX水量まで水を入れ、本品を一袋投入して4時間放置。すると…

黒い汚れやカスがどんどん浮かび上がってきます。
これをアミなどで大方すくい、そのまま洗濯機を通常通り回すだけで完了です。
この掃除をした後はゴミとりネットにも大量に汚れが入っていますので、忘れずに掃除しましょう。
夜寝る前に入れれば、朝にはしっかり汚れが浮き上がっていることでしょう。
誰でもできる簡単掃除なので、ぜひ挑戦してみてください。
STEP2 合わせて洗面所の排水口も掃除を

ゴミ取りネットを洗ったら、合わせて洗面所の排水口も掃除を。
排水口のヌメヌメとした汚れの原因は細菌(バクテリア)。春に近づき気温が上がるにしたがってどんどん増殖していきます。
細菌は適度な水分と温度と栄養(タンパク質汚れなど)があればどんどん増えていきます。洗面所では、歯磨きによる口内細菌や食べカス、ヘアケアに伴う髪の毛や皮脂汚れなどが細菌の栄養に!
水栓まわりも、水がつきやすい上に手の皮脂汚れが相まって、細菌が繁殖しやすい場所です。

細菌の増殖を防ぐには「洗浄・消毒・乾燥」が一番。
ブラシなどで排水口の汚れを落としたら、細菌を死滅させる消毒用エタノールを噴霧し、細菌の栄養となる水分を拭き取りましょう。
余裕があれば、同じ手法でキッチンや浴室の排水口の掃除もすれば、家中の水まわりがサッパリとするはずです。