5月5日-5月20日は立夏「(りっか)」。夏の訪れを告げる季節
5月5日頃は「立夏」と呼ばれ、しげる木々たちで緑萌ゆるころ。梅雨の手前で湿度も低いこの時期は、体も動かしやすく掃除がしやすいタイミングでもあります。寒い年末に放置してしまった大掃除の箇所を、この連休にササっとお掃除してみませんか。お出かけも楽しい連休ですが、掃除でサッパリすることで充実度もアップするかもしれません。
特におすすめの箇所が、浴室掃除。
梅雨のジメジメを目前に控え、乾燥したラストチャンスの5月。浴室汚れの代表「カビ」「ヌメリ(細菌)」を除去する、お風呂掃除の基本をご紹介します。
5月上旬の暮らしデータ
●平均気温 17.7℃
●平均降水量 34.7mm
●相対湿度 66%
出典:気象庁ホームページ
浴室掃除の基本。用意するのはこれ

まずは掃除道具をご紹介。
●浴室用中性洗剤
●浴室掃除用スポンジ
●浴室掃除用ブラシ(床に使用)
●ヘラ
●クエン酸
●住居用の撥水剤
STEP1 最初からスポンジゴシゴシはNG!まずは汚れを掻き出す

浴室を濡らし、そのままスポンジでゴシゴシ…と始まってしまいそうなところに一旦ストップ!まずは、乾いた状態で汚れをチェック。濡らすと見えづらくなる汚れもあるので、隅々までしっかり確認しましょう。
水栓についた水垢や、イスなどについた汚れは石けん汚れは固まっていることも多いので、濡らす前にヘラで汚れを取り除きます。
STEP2 洗剤をまんべんなく塗り広げる

ここでやっとシャワーの登場。浴室全体をざっと濡らし、浴室用中性洗剤をスポンジにとって、浴槽や壁など全体に塗り広げます。
ゴシゴシ力を入れて…というよりも、全体に泡を広げていくことを意識しましょう。
この時STEP1で取りきれなかった固い汚れがゆるんできたら、ヘラで擦り落としましょう。
STEP3 浴室床はスポンジではなくブラシでしっかりと

STEP2で汚れをゆるめている間、床掃除を。浴室用中性洗剤の泡を床に塗り広げながら、同時に擦ります。ここではスポンジではなく、凹凸を捉えるブラシの使用がおすすめです。
次のSTEPで泡で転倒しないように、一気に洗い切りましょう。
STEP4 ゆるんだ汚れをスポンジでゴシゴシ。クエン酸もプラスして

床掃除が終わったころには汚れがゆるんでいる浴室全体を、スポンジでゴシゴシ。
まだ固い石けん汚れや水垢があれば、クエン酸スプレーをプラスしましょう。粉状のクエン酸を使う場合は、スプレーボトルに入れて2〜5%の濃度に希釈します。
クエン酸を吹きかけてスポンジで擦れば、通常の汚れならピカピカに!
STEP5 撥水剤でキレイをキープ

最後にシャワーで汚れや泡を流し、水分はワイパーやタオルで拭き取りましょう。
大体の水気が切れたら、風呂壁、ドアの腰高より下の部分、水栓金具など体に触れない箇所には「撥水剤」をスプレーしましょう。汚れや水を弾いてくれるので、その後の掃除が楽になります。
浴槽や床など、直接体が触れる部分には撥水剤は使用できないので注意してくださいね。
迫り来る梅雨汚れを迎え打つ、5月の浴室掃除。ぜひ試してみてください。