5月21日-6月4日は小満「(しょうまん)」。動物がイキイキ活動的になる季節
小満とは「満ちる」という言葉が示すように、自然界のすべての生き物がいきいきと満ちてくる、という意味です。
植物も動物も活動的になるエネルギッシュな時期ですが、活動を控えてもらいたいのが、家の中の虫。特に「ダニ」には、なるべく静かにしてもらいたいものです。
気温が高くなり始めると、比例して元気になってくるダニ。まだ気温が上がりきっていないこの時期に、ぜひダニ対策掃除を学びましょう。
5月下旬の暮らしデータ
●平均気温 20.0℃
●平均降水量 58.9mm
●相対湿度 69%
出典:気象庁ホームページ
ダニ対策掃除の前に。ダニが好む環境ってどんなところ?
一般家庭で、ダニが生息している場所は以下のようなところ。
●寝具類:敷布団、マットレス、枕などは、汗や皮脂が染み込みやすく、ダニの餌となるフケや垢が溜まりやすい場所。
●布製家具:ソファやクッション、カーペットなどは、掃除が行き届きにくく、ダニが繁殖しやすい環境。
●収納場所:押入れやクローゼットは、湿気がこもりやすく、ダニの隠れ家となりがち
つまり、「陽があたりづらい薄暗い場所」「食べカスや食べ物などのタンパク汚れがある場所」「ホコリのたまりやすい場所」が大好き。
住み着くのは布もの周りが多いため、以上のような場所で、布がある場所はダニが生息している可能性が大。注意して家の中を観察してみましょう。
ダニ対策方法①定期的な掃除<週に1回目安>

掃除機を使って、ダニの餌となるホコリやフケを取り除きましょう。特に、布団やマットレス、カーペットには、布団専用の吸引アタッチメントを使用すると効果的です。
ダニ対策方法②寝具の乾燥〜除湿<3日に1回目安>
布団乾燥機を使って、布団をしっかり乾燥させることで、ダニの繁殖を防ぎます。天日干しも有効ですが、天候に左右されるため、乾燥機の併用がおすすめです。
ダニ対策方法③ダニ捕りマットの活用

市販のダニ捕りマットを使用して、生きたダニを捕獲しましょう。定期的に交換することで、効果を持続させることができます。
ダニ対策方法④消毒用エタノールでの拭き掃除<2週間に一度目安>

ベッドや寝具周りの床などは意外とホコリが溜まりやすい場所。掃除機だけでは吸いきれない細かい埃溜まりもあるので、拭き掃除が可能な場所は、消毒用エタノールを使って拭き掃除してみましょう。ただし、素材によっては変色や劣化の原因となるため、目立たない場所で試してから全体に広げて掃除するのがおすすめです。
小満は、自然界が活気づく一方で、私たちの生活空間にも注意が必要な季節です。ダニ対策を徹底し、快適で健康的な夏を迎えましょう!