家のごちゃつきの元になるのが、気づけばいつの間にか溜まっているもの。中でも「なかなか捨てられないもの」に苦労している方は多いのでは? それらをうまく整理するコツを、生活研究家・阿部絢子さんに伺いました。
決断力は、日々の意識で身につくもの
●「無料」に弱い
●凝り性でひとつのものにこだわる
●流行りものに飛びつく
●店員からほめられるとすぐに買ってしまう
●ひとりで居酒屋に入れない
●1泊2日の旅行に肌着以外の着替えを持っていく
●親や周囲の薦める人と付き合った(または結婚した)
上記が当てはまる人は、家も散らかっていませんか?
というのも、これらは「自分で考えて決める力が鈍っていて、状況に応じて決断することができていない」からです。不要品の多い家は、決断を先送りにしてきた結果なのかもしれません。
ものの取捨選択がしっかりできるようになれば、不要なものがあふれることなく、迷う時間も減らせて、スペースも時間もムダにしなくなります。
そのために必要なのが、決断力。阿部さんは「決断力をつける練習」10個を提唱しています。
1.今、食べたいものをサッと思い浮かべる(メニューで迷わない)
2.今日したいことはたとえ10分だけでもする
3.今、嫌なことやしたくないことがすぐわかる
4.「また今度」という言葉を何回使ったか数える
5.今日使う食材を5分で選ぶ
6.友達とのおしゃべりは2時間で切り上げる
7.10万円以上の買い物を誰にも相談しないで買う
8.「もったいない」「何かに使える」「どこかで役立つ」は意味がないと理解できる
9.調理の後片付けが5分でできる
10.「ああしておけばよかったな~」と思わない
この10個のポイントを、毎日意識してみましょう。これらはすべて「自分で要不要を短時間で判断し、決断できる」ようになるための練習です。
今すぐ全部実行できなかったとしても、何度も繰り返していくことで身についていきます。
(つづく)
なかなか捨てられないものの整理収納
- 暮らしのなかで溜まりがちなものを整理してみる
- なかなか捨てられないものを整理する
- 「決断力」をみがくのがすっきりへの近道
- ものを増やさないためにすべきこと