マニア垂涎のヴィンテージから、最新アイテムまで、エア・ジョーダンのコレクションは圧巻! インスタグラマーとしても人気のスニーカーコレクターは、ディスプレイと収納、そしてお手入れの達人でした。
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HOUSTO 編集部

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プロフィール

Name:おっくん 
SNS:okkun_0402
Hobby:スニーカー収集・スニーカーをルーティーン化
Place:茨城県
House: 注文住宅/3LDK+ロフト+スキップフロア+半地下
Family structure:夫、妻、こども1人(5歳)

オリジナルデザインのスニーカーラックには工夫がいっぱい

スニーカー収集から、実際に履いて撮影・お手入れ・収納のルーティーンを趣味とするインスタグラマー“おっくん”。後編では、その収納テクニックと、お手入れのコツについてお話を伺いました。

スニーカー部屋に設置されたオリジナルのスニーカーラックは圧巻です。これは、おっくん自らデザインコンセプトを立て、知人のインテリアデザイナーに依頼してつくってもらったという世界で唯一のディスプレイ。ショップ顔負けの出来栄えです。

「市販されているスニーカーケースもあるんですが、透明度が低くて、中にしまったスニーカーがきれいに見えないんですよね。できるだけクリアなアクリルで、ライティングにも工夫をして、スニーカーがより美しく見えるようにと考えてつくりました」。

スニーカー部屋の入口すぐに設置したラックは、アクリルケースに片足ずつディスプレイ。奥のベッドルームに設置したラックは、ヴィンテージを中心に、一足分ディスプレイができるように、ケースの奥行サイズが異なっているのも特徴です。

アクリルケースに納められたスニーカーたちは、その時々の「1軍アイテム」。お手入れをするたびに入れ替えて飾っているそう。

「2軍アイテム」は、可動棚のディスプレイや、箱の中で保管されています。中にはビニールでコーティングされたシューズも。コレクションの一部として欠かすことのできない箱も、きちんと並べられていました。

スニーカー一つひとつに、型番と特徴を記載したカードを添付。これもすべて、おっくんのオリジナル。

照明にもこだわっています。スポットライトはこまめに角度を調節して、スニーカーとアクリル板を引き立たせているそう。

スニーカーの大敵、「加水分解」を防ぐには

しばらく靴箱で眠らせていたスニーカーを久しぶりに履いたら、かかと部分がドロッと溶けてしまった! そんな経験はありませんか? これは、ソール内部のウレタンゴムが水と反応して分解してしまうこと、いわゆる「加水分解」で起こります。

「よく履いているスニーカーなら、踏みしめることで水分が飛ぶので、大丈夫なんですよ。使っていない状態で、湿気がたまると加水分解が起きやすい。だから僕は、ローテーションでスニーカーを履くようにしています。また、きちんと手入れをして、しまう時には、乾燥剤を利用。ディスプレイしていないスニーカーは、ジップロックに入れています。こうするだけで、加水分解をかなり抑えられると思いますよ」。

それでも絶対に劣化しないスニーカーはない、とおっくん。

「革部分は乾燥に弱いので、その手入れも必要になります。でも、僕にとっては、加水分解もひび割れも、エイジングの美しさ。履けないほどになったら、ディスプレイとして楽しめばいい、と考えています」。

スニーカーを長持ちさせるためには、乾燥剤は必須アイテム。防虫剤も併せて靴の中に入れておけば、なお安心。

スニーカーコレクターが教える、お手入れのコツ

とにかく履いたらすぐに、きちんとお手入れすることが大切です、とおっくん。

「風呂洗いや洗濯のように、スニーカーのお手入れもルーティーン化させるのがおすすめです。これはスニーカーだけじゃなくて、どんな靴でも同じこと。まずは、汚れを落としましょう。そして、しっかりと乾かすこと。次に履く時気持ちがいいですし、長持ちさせることができますよ。今は便利なアイテムがたくさん出ていますから、あまり手間なくできると思います。お子さんでもできますよ」。

おっくんのおすすめは、「JASON MARKK」のシューケアキット。どんな素材の靴にも対応。水を含ませたブラシに液剤をつけて靴をブラッシングしたら、乾いた布で拭き取り、日陰で自然乾燥させるだけ。とても簡単です。

泡状で出てくるスニーカークリーナーは、水洗いが不要で、もっと時短にできます。こちら「MAHO」という化粧品メーカーがプロデュースしたクリーナー。おっくんも愛用しています。

「革靴やヴィンテージスニーカーなどには、クリーム系のお手入れセットが最適です。僕が使っているのは、DASKOのシューケアコレクション。化粧水と乳液という感じで、1液、2液を使って浸透させます」。

おっくんのスニーカーコレクションは、買って眺めることだけではなく、履き心地を確かめ、丁寧にお手入れをして、より良い環境でディスプレイするところまでがフルセット。こうした一連の流れを丸ごと楽しむその姿勢が、SNSでも支持されている理由です。

「天井にもディスプレイしたいなと、スニーカー収納のアップデートを構想しているところです(笑)。せっかくスニーカーを集めるなら、やっぱり保存するところまでを楽しんでほしいですね。この趣味はずっと続けると思います」。

大切なスニーカーを愛でながら、おっくんはそう語ってくれました。

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