要先生のご自宅は3階建ての一戸建て。「決して総平米数は広くないんですよ」と先生はお話しします。今回は、「食品はすべてキッチン」という概念を一度忘れて、食事をとるダイニングに食品を収納、動線を省略する工夫をご紹介します。

要めぐみ

要めぐみ

整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師、住宅収納スペシャリストなど多数の資格を持ち、現場でお片付けサポートをした回数は延べ888回超え!現場第一主義の整理収納アドバイザー。整理収納を広めるべく雑誌やメディアへの出演も多数。元国際線CAの経験も生かし、マナー講師など幅広い活動を行う。

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毎朝決まったメニューなら、食事をとる場所に食品を置くのも◎

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写真は、要先生のご自宅リビングにある、家族4人掛けのダイニングテーブル。その背面には、ダイニングテーブルで使用するものがキレイに整理整頓され、収納されています。

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棚のオープン収納部分、インテリアになじむカゴの中には、なんと朝食の食パンが!「毎朝食べるものだから、家族がそれぞれサッと手に取りやすいこの場所が定位置になりました(要先生)」。

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程よく生活感を隠すため、お気に入りのシンプルなクロスをかけて収納。買い物から帰ってきたら、ここのポンとパンを収納するだけなのも楽なのだとか。 パントリーの中でも意外と場所をとるパン。食品=キッチンやパントリー、という概念を一度忘れ、アクセスしやすい場所に定位置を作る斬新なアイデアです。

パン以外の朝食用食材も、BOXなどを活用しておしゃれに収納

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同じくダイニング背面棚、パン収納の上のおしゃれなBOX。一見、インテリア用のBOXに見えますが、中身は……

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なんと、グラノーラなど朝食用の食材が収納されていました。
「こどもも大きくなってきたので、わが家の朝は、各自食べたいものを自分で選ぶスタイル。ここに置いてあることがわかれば、家族も食品の場所を聞かなくても自分で用意できる、と好評です(要先生)」。

回転率が高い食品を、リビングやダイニングなどのキッチン以外の場所に収納するという新鮮なアイデアには、目からウロコです。
「さらに、食事をとる場所の近くに配置したり、キッチンからダイニングの動線上に配置することで、忙しい朝の動きをコンパクトにできますよ(要先生)」。

インテリアと上手に調和させた、意外なモノの収納方法、ぜひ試してみてくださいね。

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