棚の高さ変えられたり、ハンガーパイプを取り付けられたり、その自由度の高さが魅力の可動棚。今回はインスタグラマーのhanaさんのおウチのリビング収納を紹介してもらいました。収納スペースの奥行きを生かした可動棚の使い方に注目です!

09

hanaさん

25坪、築10年の建売住宅をセルフリノベ。北欧風のおウチとインテリアのセンスが人気のインスタグラマー
https://www.instagram.com/hana87__home/

kadoudana10_01

わが家のリビングにあるクローゼット収納の中が可動棚になっています。奥行きの深いクローゼット(幅78×高さ137×奥行き84)なので、L字に可動棚を設置し、「ニトリ」や「ダイソー」の収納ボックスに、裁縫道具や文房具、書類、掃除道具や工具箱など普段よく使うモノを収納。重いモノは1番下の空間を生かしてキャスターつきボックスに収納しています。

kadoudana10_02

基本、生活感が出るものはボックスに入れて隠す収納、オシャレに見せれるものは1番上の棚にアイアンのカゴに入れて見せる収納にしています。ボックスの色は白で統一、棚受けは黒、棚板は杉にしたことで全体的にスッキリ統一感のある印象になりました。普段は閉めていますが、よく開ける場所なので見た目が整っていると気持ちも上がります!

kadoudana10_03

以前はこのようにカラーボックスを入れて収納をしていましたが、手前をうまく使えず無駄なスペースができてしまい、奥行きの深い構造を上手に使えていませんでした。そのため、モノが入りきらずリビングに収納棚置いていたのですが、リビングを広く使えるようにしたかったので、クローゼットに可動棚をつくって収納量を増やすことにしました。

kadoudana10_04

ここは階段下なので、天井の高さが違うところがあり、棚受けが天井につっかえて思ったようにはまらないこともありましたが、収納したいモノに合わせて棚の位置を収納することで無事に使えています。この可動棚ができてから一度だけ棚板の位置の見直しを行いましたが、あまり頻繁には行いません。でも、こどもの成長に合わせて収納するものが変わると思うので、変えたいときに簡単に位置替えできるのは安心感がありますね。

可動棚に変えてからは収納力がアップしただけでなく、取り出しやすく、しまいやすい収納になり、モノがリビングに散らかったまま、というようなこともなくなりました。モノの収納場所が目で見て分かる収納になったのがポイントだと思います。

可動棚博士のチェックポイント!

可動棚博士

可動棚博士

狭い収納スペースは、そのままだと使い勝手が悪かったり、もったいなかったりしますよね。hanaさんは、そんな空間を可動棚とL字収納で見事に活かしています。ボックスを使っている点や最下段にキャスターつきボックスを採用している点も良いですね。とても便利そうです!
今回は空間を活かした収納のつくり方と考え方をお伝えしていきます。

hanaさんの可動棚デスク収納「ここがGOOD!」

狭い空間だからこそ可動棚がベスト!

kadoudana10_05

狭いクローゼットや階段下など、狭い空間に可動棚を選んだのは正解ですね!他の収納方法を考えると、

・メタルラック:最上段より上にデッドスペースが発生する
・家具:フィットするサイズを見つけづらい
・カラーボックス:積み上げられるが圧迫感が発生し管理もしづらい

といったデメリットが目立ってきてしまいます。そこで可動棚の場合はどうでしょうか。上記のデメリットをすべて解消でき、段ごとに棚の高さの調整ができるのでモノのサイズに合わせた収納を自由につくることができます。そしてhanaさんのように、棚の上にモノを直置きするのではなく、ボックスを併用するとモノの指定席が決まり、散らかりづらくなります。良い収納サイクルを生み出すことができますので、ぜひ取り入れてみてください!

キレイな収納のコツは、物量と収納力がイコール

kadoudana10_06

hanaさんのようなL字収納は、おしゃれで憧れてしまいますよね。見栄えが良いだけでなく上手く収納できているのは、きちんと全体の物量を把握しているからなんです。これからL字収納を考えている人は、以下の手順で、本当にL字にすべきかを考えてみましょう!

・モノの量はどれくらいあるのか→収納する予定モノをすべて床に置く
・種別ごとに仕分けして並び替える
・高さを合わせてまた並び替える

実際にやってみて、どうでしょうか? 全体の収納量が見えてきて、もし予定しているL字収納のサイズよりも余るのであれば、無理にL字にせず一面だけの可動棚でOK。収納量以上のスペースがあるとそこにモノを置くようになり、最終的にモノが増えて収納サイクルを適正化しづらく、片付けや掃除の手間が増えてしまいます。ですので、適正量で収納する、ということがポイントです。
ムダになるなら、憧れや見た目の良さでL字収納にするのではなく、一面だけの可動棚にしておきましょう!

あわせて読みたい