家族で家事を共有し協力し合う「家事シェア」が近年提唱されているものの、なかなかうまくいかないのが実情です。そこで、家事の揉めごとや困りごとエピソードについて、夫側・妻側の言い分と解決法をご紹介。「名もなき家事」を解消できるヒントになるかもしれません。
第一回目は「料理」についてのエピソードです。

HOUSTO 編集部

HOUSTO 編集部

HOUSTO公式アカウントです。当サイト独自の目線で、毎日の暮らしがちょっと豊かになる情報を定期的にお届け中です!

https://www.instagram.com/ouchinoshunou/

夕飯担当の夫は超丁寧!?遅い時間に食べ始めるのがツライ。 (とげとげ。さん夫婦エピソード)

夕飯の料理担当は夫。仕事が終わってから作り始めるため、夕飯にありつけるのが20時半を過ぎることも……。

妻の言い分

遅い時間に食べると体にも悪いので、作りおきをするか短時間で作れるものにし、食事開始時間を早めてほしいです。それが無理なら夕飯は私が担当し、その分他の家事を担当お願いできないかと思います。

夫の言い分

どうせ料理するなら、作りたいと思うモノを作りたい性格。夕飯を妻が担当すると「私ばっかり大変!」と不機嫌になるのが目に見えているので避けたいです(笑)。

夫婦で話し合った解決法。今後はどうする?

妻が、夫の料理を開始する前に料理しやすい環境を整えておくことにしました。例えば食洗機のリセットやキッチンの片付けなど。19時半を過ぎても料理を開始できないときは、妻が作ることにしてみます!

とげとげ。

とげとげ。

元ナースの漫画家&イラストレーターで、2児の母。アメーバ公式トップブロガーとして育児4コマ漫画ブログ「ママまっしぐら!」などを運営中。

夫の帰宅時間に合わせたら夕飯準備と片付けが二倍!(上田さん夫婦エピソード)

基本的に料理は妻の私が担っています。夫は仕事で帰宅時間がまちまち、私の就寝後に帰宅することも……。夕飯を食べる時間が必然とズレてしまうので、夕飯準備と片付けが二倍に!!

妻の言い分

せめて食器洗いだけはしてほしい、と平日の半分は夫にお願いしています。片づけしやすいようアイテム別に分けて収納もしているけれど、基本的に私の管理になっているのが実情です。

夫の言い分

時間がとれないのはどうしようもないから……。それに普段何もしていない自分が中途半端に手を出して、妻のルーティーンやルールを乱すのは悪いかなと思っているのです。

夫婦で話し合った解決法。今後はどうする?

平日はそれぞれが夕飯準備と片付けをやってみることに。

(妻):仕事であまりおウチにいられない夫に色々求めても仕方ないとは思うので、最低限できることを私に聞いてやってもらえたら嬉しいです。

(夫):作業台を拭き、排水ネットを交換することで、翌朝スッキリした状態にまではできたら、と。最低限自分のことは自分ですることで、妻の負担を軽減できたらと思います。

上田 麻希子

上田 麻希子

今の暮らしに「ちょうどいい」をテーマに自宅収納や等身大のライフスタイルを発信しているライフスタイルアップコーディネーター。整理収納アドバイザーとして、訪問型お片づけサポートや商品監修など幅広い分野で活躍中。

https://www.instagram.com/uedmkk/

「男の料理教室」に通った夫。その先に訪れた料理共有方法とは?(山野井さん夫婦エピソード)

料理がまったくできない夫。一時期、「男の料理教室」なるものに通ったが、包丁を使うのも四苦八苦。野菜を均等に切らねばならないと思っていたようで、カレーを作るのに4、5時間かかる始末。苦手意識を持ち、さらに料理をしなくなってしまいました……。

妻の言い分

料理は訓練とセンス。一から身につけるには遅すぎたと思うので、もう料理はしなくていいと思う。その代わり、お皿を洗ってくれたら嬉しいです。

夫の言い分

自分には料理は無理だと……。今はスーパーやコンビニでお惣菜が十分買えるので、妻が作れないときは買ってくればいいと思っています。

夫婦で話し合った解決法。今後はどうする?

わが家では料理=妻の仕事と割り切って、その代わり他の家事を夫が目一杯やるということに。妻が料理を作っているそばから、夫が鍋を洗っていくというスタイルができあがりました。しかし妻が先立ったら、毎日出来合いのモノを食べることになるので、そこが心配。せめて一品、お味噌汁だけでもいいので、妻は夫に得意料理を持たせてやりたいと考えています。

ライター・山野井

ライター・山野井

元気ハツラツ小学生男児と、天然な夫との3人家族。鎌倉の小さな家で暮らしています。趣味は旅と料理、マイペースでフランス語を勉強中。

最後に

いかがでしたか?家庭にあった家事の在り方を考えるためには、まずは家族で話し合うことが大切ですね。
次回は「洗濯」エピソードをご紹介します。

あわせて読みたい