家族で家事を共有し協力し合う「家事シェア」が近年提唱されているものの、なかなかうまくいかないのが実情です。そこで、家事の揉めごとや困りごとエピソードについて、夫側・妻側の言い分と解決法をご紹介。「名もなき家事」を解消できるヒントになるかもしれません。
第9回目は「掃除」についてのエピソードです。
ep.01 | お風呂掃除といっても、洗い流すだけじゃないのよ?(上田さん夫婦エピソード)
夫は具体的に何をどのように掃除したらいいのか分からないそう。お互い仕事をしているのでどちらか一方に負担になることに疑問を感じるけどどうやって伝えたら良いか分からない!
妻の言い分
夫は金魚の水槽掃除のみ基本担当で、他はすべて妻の私がしてますが、夫は窓の掃除やベランダの掃除など、頼んだことはやってくれるスタイル。最低限これは担当、月に〇回掃除、など決めていれば自分の仕事という認識をしてくれるのかもしれないなと思っています。
夫の言い分
指示されるのではなく自然と掃除できるのが理想ですが、どこまで手を出していいかわからないんですよね……。勝手にルーティーンを壊すのもいけないなと思うので、自分にしかできないことや、自分にしか気づけないようなことを見つけて行動するようにはしてます!
夫婦で話し合った解決法。今後はどうする?
妻から夫へ「やってほしいリスト」を作って、どこまでできそうか決めてもらおうと思う今日この頃。例えばお風呂は、最後に入ったら水拭きだけではなく掃除する、排水溝の髪の毛を捨てるまでがセット、というように。ただお風呂掃除と伝えてもどこからどこまでか分からないそうなので、すべて伝えてできそうなことはやってもらおうと思っています。
ep.02 |2階の掃除が億劫、捗らないワケとは。(とげとげ。さん夫婦エピソード)
2階の掃除は妻の担当だけど、なかなか捗らなくて汚れが溜まりがちです……。
妻の言い分
生活する時間が長く、より汚れている1階の掃除は、ルンバや掃除機がすぐにかけられるようになっているので、負担なく掃除できるんですけど2階は……。「週末やろう」と思いつつ、毎週忘れて先延ばしにしてしまうんですよね(笑)。
夫の言い分
自分の目につく範囲しか掃除していない妻!2階もきちんとやってほしいです。
夫婦で話し合った解決法。今後はどうする?
掃除道具がすべて1階にあり、2階はすぐに掃除できる環境が整っていないことが問題かと。気づいたときに気軽に掃除できるよう、2階用にコードレス掃除機を買おうか検討中です。小6の娘に週末のお手伝いとして、2階の掃除機がけをお願いするのもありですね。家族みんなで快適なおウチを維持したいです。
ep.03 |好きでやっているお風呂掃除でも、プチ不満はあるもので……。 (山野井さん夫婦エピソード)
リモートワークで夫の仕事の一つとなったものに、お風呂掃除があります。お風呂が大好きなので担当になったのですが、妻はほとんどやらない……。朝風呂に入った後くらいは掃除をしてくれてもいいのにーーー!
妻の言い分
しばらくお風呂掃除をしていなかったので、やり方がよくわからない!……というふりをして、お風呂掃除を避けているのです(笑)。理由は、湯船に入って擦ることと、排水溝の掃除がイヤだから!ぜひ夫にこのまま続けてもらいたいな〜なんて。
夫の言い分
週に一度、天井、壁、エプロンまで外すお風呂の大掃除をやっています。裸になってコードレスイヤホンを耳につけ、好きな音楽を大音量で聴きながらお風呂を洗い上げ、最後に自分自身もシャワーを浴びて出るとスッキリ!でも毎日の簡単な掃除くらい、たまには妻がやってくれたらいいのに……。
夫婦で話し合った解決法。今後はどうする?
他の家事も役割分担してるし、お風呂掃除は好きな人がやればいい!という判断に落ち着きました(笑)。
最後に
いかがでしたか?家庭にあった家事の在り方を考えるためには、まずは家族で話し合うことが大切ですね。
次回は「家事の色々」エピソードをご紹介します。