家族で家事を共有し協力し合う「家事シェア」が近年提唱されているものの、なかなかうまくいかないのが実情です。そこで、家事の揉めごとや困りごとエピソードについて、夫側・妻側の言い分と解決法をご紹介。「名もなき家事」を解消できるヒントになるかもしれません。
第12回目は「家事のいろいろ」についてのエピソードです。
ep.01| 机の端っこがモノの一時置き場と化していく……。 (とげとげ。さん夫婦エピソード)
キッチンの端っこのスペースに、カラの花瓶や節分の豆の小袋、賞味期限が切れた防災用のご飯パック、使わなかったカラシや醤油などのパックなど、細々したものが置かれていて……。妻よ、どうにかなりませんか?
妻の言い分
「後で食べよう」「片付けよう」と思っているんですが、つい忘れてキッチンの端に置きっぱなしにしてしまうんですよね。キッチンの端っこは、ついすぐに片付けできないモノの緊急一次保管スペースにしてしまうという。そして一時的のつもりがそのままになっちゃうんですよね(笑)。
夫の言い分
使わないなら片付けてほしいです!見た目もよくないし……。
夫婦で話し合った解決法。今後はどうする?
端っこで使わないスペースなので夫は見て見ぬふりをしようと決意。けれど週1回は片付けようということに落ち着きました。
ep.02|ゴミの分別、作業する人の手間を考えて!! (山野井さん夫婦エピソード)
週1回ある紙ゴミの日。1週間で山のようにたまる紙ゴミは、大きめの紙袋にいったんポイポイ入れてあるものを、回収日の朝に夫が整理して一括りにしているのですが、どうも妻から見ると効率が悪いように感じてしまって……。
妻の言い分
紙袋に入れているのだから、その口をガムテープで閉じて出すだけでいいのでは?と感じてしまうんですよね。いちいちサイズを揃えて並べ直し、紐で括っているその手間のかけ方が過剰ではないかと思って見ています。
夫の言い分
リサイクルをするにもサイズが揃っている方がやりやすいと思うし、ゴミ収集をしてくれる人にとっても集めやすいじゃないですか。ティッシュペーパーの箱なども、取り出し口についているビニールを外して、きれいに潰して出してほしいくらい。箱のまま紙袋に入っているときがあって、プチストレスです。
夫婦で話し合った解決法。今後はどうする?
ゴミの分別はきちんとした方がいいので、ゴミ箱のスペースをサイズ別にしてわかりやすくするなど整理をすれば、お互いのストレスが減るのではないかと。いろいろ試行錯誤したいですね。
最後に
今回が最終回の「夫婦の家事トリセツ」はいかがでしたか?家庭にあった家事の在り方を考えるためには、まずは家族で話し合うことが大切ですね。