こどもの成長とともに増えていく、さまざまな「もの」たち。収納家具の購入には、それなりに予算やスペースが必要なので慎重になってしまいますよね。そこで今回は、どんな家具を選んだら、ずっと長く使えて後悔しないのか、整理収納コンサルタントの本多さんのご自宅を例に学びましょう

本多 さおり

本多 さおり

暮らしを愛する整理収納コンサルタント。雑誌やwebなどで暮らし重視のシンプルな収納術を提案している。

http://hondasaori.com/

Q:こどものもので溢れてしまって、新しい収納家具が欲しいけど、賃貸なので引っ越しも考えないと…。どんな家具なら住まいが変わっても失敗しないのでしょうか?

現在、賃貸マンションで子育て中です。こどものものが増えてしまったので、新しく収納家具を買おうと思っているんですが、今の間取りやサイズに合わせて買うのはどうなんだろう?と悩んでいます。せっかく購入したら、すぐに買い替えたくないし、大きさやデザインはどんなものを選んだらいいのでしょうか?それから、こどものものって、オモチャも服もカラフルなものが多いので、お部屋の雰囲気がガチャガチャしているのも気になっているんです。

A:理想の収納家具に出会うために、まず代用できるものをお試しで使ってみましょう。収納家具は、カスタマイズできるものがおすすめです。

まず、他の場所で使っている家具(カラーボックスなど簡易的なものでもいいです)を試しに置いてみて、サイズ感や使い勝手を確かめてみましょう。「もっと大きいものが良さそう。意外とこのサイズが使いやすい」など、実際に設置して使ってみないと気づかないことがたくさんあるはずです。家具選びのコツは、シンプルで使い回しが効くものを選ぶこと。おすすめは、パーツを買い足しできる機能的なユニット型のシェルフです。落ち着いた色や素材の家具を選べば、カラフルなこどものものを収納してもインテリアになじんでくれます。

収納家具はパーツを足したり引いたり、手軽にカスタマイズできるものを選んで。

わが家のリビングで活躍している棚は、つなげたり、重ねたりできる「無印良品」のステンレスユニットシェルフです。賃貸住宅にお住まいで、この先引っ越しをして間取りが変わるかもしれないご家庭には、特におすすめですね。シンプルでどんなインテリアにもマッチするし、サイズの変更やパーツの取り付けが自由なので、置く場所や使用目的に合わせてカスタマイズも自在。クローゼット内を仕分ける棚にしたり、本棚、デスク、食器棚にもなるので、模様替えや引っ越し先でも形を変えて活躍してくれます。わが家では、棚に引き出しをカスタムで取り付けています。引き出しにはこどもの手が届かないので、夫の時計や財布など外出小物を、オープン収納の下段には、オモチャや絵本を入れて、こどもが自由に出して遊べる「ここはどうぞ」エリアにしています。

収納家具は大きな買い物だから。まず、手持ちのもので間に合わせて「お試し期間」を設けて使い勝手を確認。

現在はソファの横が指定席のこの棚は、以前クローゼットの中で整理棚として使用していたもの。一時的に取り出してテスト期間で使っているんです。収納量を考えると、幅はもっとあったほうがいいと思っていたのですが、ドア横なので、人の動線を圧迫しないこのくらいの幅でよかったです。サイドにカバンや、意外とスペースを取るティッシュボックスを「吊るす収納」できるのも便利。こういう感想は、実際に置いて使ってみないと分からないことって多いんです。「お試し期間」を設けることで、本当に必要なサイズやスペースが把握できますよ。

次回は「子育て中の整理整頓のモチベーション」を一緒に考えます。お楽しみに!