家の隅々まで毎日きれいにする時間なんてない。念入り掃除は月曜日だけと決めています
整理収納研究家の米山真央さんは、お片付け関連の仕事の傍ら4歳の娘さんを子育て中です。毎日、保育園に送り届けることから1日がスタート。
「以前は曜日ごとに掃除する箇所を決めておき、月曜はトイレ、火曜はキッチンなどと丁寧に掃除していました。でも家族が増えてからは、そんな悠長にしていられません。仕事だけでクタクタに疲れきってしまう日も……。だから、細かくルーティンを決めて守らなければと思うことをまずやめました」
1日単位でやることを細かく決めず、1週間でゆるく達成するのが米山さん流の家事ルーティン。念入りに掃除するのは月曜日です。午前中に1時間ほど、浴室やトイレなどの水回りを中心に、普段は落としきれない汚れを掃除するようにしています。
「日々サッと拭いていてはいても、汚れはどうしても溜まってしまうもの。それを、月曜日にまとめて掃除しています。蛇口をちょっと丁寧に拭いたり、浴室のカビ予備軍をケアしたり。毎日はとてもできませんが、1週間に一度時間をつくれば頑固な汚れになることはありません」
月曜日を選んでいるのは、週末にゆっくり休むため。
「家族と過ごせる貴重な週末に大掛かりな掃除はやらない、と決めています。週末の汚れを落としきる意味も含めて、月曜日を掃除の日にしました」
火曜日は体を動かす日。10分でもいいからエクササイズすれば、脳がすっきりします
米山さんは、1週間の予定を大まかに設定しています。火曜日はエクササイズデー。
「ピラティスやダンスレッスンの予約を入れるのが、火曜日。本当は毎週行きたいのですが、今は難しいので月1回程度です。それでも、曜日を意識するようになってからは通いやすくなった気がしています。都合がつかないときは、エクササイズ動画を視聴しながら家で体を動かします」
レッスンに通うとなると2、3時間空けなければいけませんが、動画視聴なら10分でもOK。お風呂上がりにストレッチポールで背中を軽くほぐすだけでも気分が変わる、と米山さんは言います。
「やることに追われていたり、気分が落ち着かないようなときは特に、運動で脳の中が整理されています。たった10分でもリフレッシュ。脳の中が整ってすっきりする感覚は、部屋が整って心地良く感じる感覚と似ている気がしますね」
金曜日は冷蔵庫をきれいにする日。カレーで食材を使い切り、週末に備える
水曜日、木曜日は仕事などの予定を中心に調整。週末の金曜日に米山さんが意識しているのは、冷蔵庫の食材を使いきることです。
「残り野菜を整理しながら冷蔵庫の中を空っぽに近づけます。金曜日の夕食はたいていカレー。冷蔵庫をきれいにしてから週末の買い物に行けば、食材ロスも防げるので一石二鳥です」
出産後はモノへの執着が減り、自分が本当に必要とするモノやことが見えてきた
こどもが生まれてから大きく変わったのは、時間の使い方だけではありません。モノの持ち方にも変化が生まれたそうです。
「以前は、趣味のゴルフ道具やウェアがたくさんありました。キャップだけで20個持っていたことも……。でも、子育てに必要なアイテムがどんどん家に入ってきて収納スペースを空けなければと考えたとき、“こんなに多くはいらない”と自然に思えるようになったんです」
3年前には、“いつか吹けるようになりたい”と大事に保管してあったアルトサックスも手放しました。
「ファッションアイテムには流行があるし、ただ置いておくだけでも劣化します。アルトサックスだって、使わないのに収納スペースを圧迫していると思うとそれだけでストレスを感じてしまう。子育てを始めてからは今の私にとって何が大事か、何が必要なのか。それが少しずつ見えてきたような気がします」
今は家事を完璧にこなすことより、家族で過ごす時間や自分自身のリフレッシュのほうが大事。
「そのために必要なモノだけ、今は持っていたい。こどもが成長するにつれてライフスタイルはどんどん変化していくはずですが、その都度、自分にとって大事なことを見つめ直したいと思っています」
今回教えてもらったのは……

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米山真央さん
整理収納アドバイザーの資格を持ち、整理収納研究家として幅広く活動。「家も私もキレイを諦めない暮らし」がコンセプト。広告モデル、パーツモデルとしても活躍中。
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