プチプラTシャツを選んでもいい。ただし「試着」と「年1回の買い替え」は必要
衣食住の中でも、ファッションは暮らしを彩る部分が大きいのもの。でも、年齢を重ねるにつれ「似合う服が分からない」「クローゼットに着たい服がない」と感じている人は多いかもしれません。今回はクローゼットコーディネーターとして活動している柴田敦子さんに、大人のおしゃれに必要な服の選び方を教えていただきました。
まず知っておきたいのは、Tシャツの選び方とケア方法。
「私は若い頃からTシャツをよく愛用しています。ただ、40代の今は一歩間違えるとだらしなく見えたり、カジュアルに寄りすぎたりすることも。だからこそ、自分に合ったものをきちんと選ぶのが大事だと思うようになりました」
柴田さんはTシャツ1枚でも面倒くさがらず必ず試着。しっくりくるかどうか、鏡の前で確認するそうです。
「衿ぐりの開き具合、肩の位置、リブの幅など、実際に着てみて分かることがたくさんあります。自分に似合うモノがそもそも分からないという人もいるかもしれませんが、なんとなくの感覚でも大丈夫。好みの服は、袖を通した瞬間に“あ、これいいな”と感じるものです」
大人女性におすすめのTシャツは、少しハリ感のある生地。薄手のテロッとした素材は首元がよれたり、しわが気になってしまうことも多いそうです。
「私は『ユニクロU』のクルーネックTを愛用しています。生地がしっかりしていて、首の詰まり具合も私好み。もちろん試着して選びました。1枚で着こなすほか、ジャケットのインナーにしてもカジュアルに見えすぎないところが気に入っています」
アイロンでシワを伸ばす。洗濯はネットに入れて。ひと手間かけるだけで見栄えが格段に良くなる!
プチプラTシャツは、お手入れに手間をかけるとそれだけで見違えます。
「安いとつい“それなり”の扱いをしてしまいがち。しかし、たとえプチプラTシャツでも、お出かけ前にアイロンをかければ、多少着古していても新品のように見えるんです。毎回は難しいですが、ここぞという日はアイロンでピシッとシワを伸ばすようにしています。時間がなければ、衿ぐりだけでもアイロンをかけるとずいぶん印象が変わりますよ」
洗濯の際は洗濯ネットに入れ、手洗いコースを選ぶそうです。
「比較的生地の薄いTシャツは、縮みやすく洗濯でシワがつきやすいのです。ネットに入れ手洗いコースで優しく洗うと、傷むスピードが緩やかになる気がしています。ハンガーにかけて干すと生地が伸びてしまいそうなら、平置きで乾燥。私はテーブルや床などに置いて乾かしていますが、そのまま置くのが気になるならバスタオルを下に敷くのがおすすめです」
白Tシャツは消耗品と割り切る。1年に1回買い替える前提で購入
白Tシャツは、柴田さんが毎日のように愛用しているアイテム。

白パンツでワントーンにまとめた、きれいめカジュアル。ゴールドのアクセサリーを足し、ラフになりすぎない清潔感のある着こなしに
「白Tシャツは1年で買い替えると決めています。他のカラーはともかく、白はシンプルで着回しやすいからこそ出番も多いため、汚れやヨレが目立ちやすいからです。大人のTシャツは清潔感がとても大事。私はとことん使い切って処分し、翌年また新しいものを買います。Tシャツに関しては良いブランドのモノを長く着るより、手頃な値段で頻繁に入れ替えるほうが、コスパも気分も上がる気がするんです」
プチプラ服も天然素材をセレクト。マイルールはプチプラ×ちょっと良いブランド
Tシャツ以外でプチプラ服を買うときのコツも教えてくれました。
「コットンやウールなど、なるべく天然素材を選ぶと失敗しづらいです。カジュアルでも安っぽく見えにくいし、実はお手入れもラク。たとえば化学繊維100%のニットやカットソーは、毛玉ができると繊維同士が絡まって取り除きづらいのですが、天然素材だと同じように毛玉はできても実は取り除きやすいんです。100%天然素材でなくても大丈夫。なるべく割合が多い服を選ぶようにするだけでも、効果を実感できると思います」
さらにプチプラ服を取り入れる際に「自分なりのルール」を決めるといい、と話す柴田さん。
「最近は質のいいプチプラ服もたくさんあるのですが、全身まとめると、やはりチープに見えてしまうことも。気持ちの問題もあるかもしれません。だから自信を持ってプチプラ服を着こなせるように、マイルールをつくっています。プチプラ白Tを選んだらボトムスはちょっと良いブランドを合わせる、ネックレスを必ずつけるなどが今のルールです」
ちょっとした工夫で、プチプラ服でも大人のおしゃれを楽しめる。柴田さんはそんな工夫をたくさん教えてくれました。後編では気分の上がるクローゼットの適正量や年5回行うという衣替えなどについてお話を伺います。
今回教えてもらったのは……

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柴田敦子さん
クローゼットコーディネーター。整理収納、骨格診断、ファッションブランド店長時代に身につけたコーディネートのテクニックを掛け合わせて「今の自分にちょうどいいクローゼット」を提案している。
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