棚板を好きな場所に上下移動させることができる可動棚ですが、棚板の移動は一人で簡単にできるものなのでしょうか?どんなシーンで取り外しや移動が考えられるかも、合わせてご紹介します。

HOUSTO 編集部

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そもそも可動棚って?

収納を考えていると必ず生まれるのが「この棚があと10cm高ければ……」という悩み。スパッと解決してくれるのは「可動棚」かもしれません!
可動棚とは、棚板を上下に自由に動かせる棚。壁に棚柱という支柱を固定し、そこに設置した棚受けに棚板を渡す仕組みです。棚柱にはいくつも棚受けの差し込み穴があるので、高さを好きなように変えられるのが魅力です。
扉のないオープン棚だから、扉を開ける幅が取れない狭小住宅でも大丈夫。見せる収納としてディスプレイも楽しめます。

棚板は実際、どうやって外すの?

棚板は一人でも簡単に取り外しと上下の移動が可能です。実例を見てみましょう。

<背面サポートの場合>
背面サポートの代表的なブランド「シューノ」を例にあげると、棚板を支える棚受け(ブラケット)には、安全ロックの「つまみ」が付いています。このつまみを持ち上げて棚板ごと両手で外し、好きな高さに移動します。きちんと穴に固定できれば、ガチャッと音がするので安心です。

STEP1
棚板下の棚受け(ブラケット)に両手を当て、両手でブラケットについているつまみを引く。

STEP2
両手で棚板を支えたまま、取り付けたい位置を確認。

STEP3
棚柱の穴にブラケットに、ガチャッと音がするまで差し込む。

<側面サポートの場合>
側面サポートにも複数の種類がありますが、多いタイプは最初に棚板を外し、棚板を支えるフックやダボの位置を変えるもの。水平位置を間違わないよう確認し、棚板を上から乗せて固定します。

棚板の位置を変更するのはどんな時?

CASE1:置くものの背の高さが変わった時
たとえば可動棚内に置いているBOXを大きいサイズに変えたら、一段のスペースを広げるべく棚板の位置をササっと変更。玄関で靴箱として使用する場合は、ブーツやサンダルの高さに合わせたり、リビングでは大きな写真集を飾る段を作ったり――。置くものの高さを制限しない収納は、想像力を刺激します。

CASE2:収納を使う人が変わった時
いずれこども部屋にする予定の夫婦の寝室。寝室のクローゼットが可動棚なら、大人に合わせた棚板やハンガーパイプも、こどもに部屋を譲る際にこどもの手の届く高さに簡単に変更できます。身長を制限しない棚は、使う人も制限しません。

CASE3:部屋の役割を変えたい時
棚板自体を外せば、壁までのスペースを自由に使えます。たとえば可動棚の棚板を外し、その部分に扉付き収納を入れれば、隠す収納と組み合わせて機能性がアップ。デスク用の棚板を置いて作業していた部屋も、棚板を外して広い寝室に模様替えできます。
間取りを制限しない可動棚は、家中をフレキシブルに使えるのです。

空間の自由度がアップする可動棚

棚板の高さを手軽に変えられる可動棚は、限られた空間を自由に使えるのがメリット。間取りに暮らしを合わせるのではなく、暮らしに合わせてお部屋を改造できれば、きっと居心地のよい空間を作れます。

可動棚についてもっと知りたい方は……
https://uchishu.com/royal/

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