テレワークの普及により、おウチは暮らすだけでなく働く場所としての役割も持ち始めました。これからリノベーションやリフォームをする場合、働くスペースを考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、実際にワークスペースにこだわった建築士やインスタグラマーの実例をご紹介!それぞれの暮らしにあったリノベーションの方法をぜひ参考にしてくださいね。

HOUSTO 編集部

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『HOUSTO』の人気記事で分かる!ワークスペースのリノベーションのヒント

ワークスペースリノベのヒント①|玄関に仕事場!? 自由な暮らしが叶うリノベマンション(建築士・仲條雪さん)

もともとは1SLKだったという一室を1LDK+仕事場+クローゼットにリノベーション。玄関の扉を開けると、遮るものなく奥のリビングまで見渡すことができます。キッチンの手前まで土間敷きになっており、すぐ右側に仕事場が設えられていました。
玄関は玄関らしくなくてもいいと気づき実践したところ、広々と自由なスペースが生まれたという仲條さん。キッチンの手前には引き戸も用意してあるので、閉めて仕事場に籠ることもできるそう。

空間も収納スペースも機能を決めこまずに、食事をする場所や仕事する場所を変えたり、その時々に合わせて生活の変化を楽しめ、いつでも新鮮な気持ちになれるリノベマンションです。

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ワークスペースリノベのヒント②|共用スペースにはオープン収納がおすすめ(建築士・斎藤潤さん)

中目黒にあるリノベーション会社「coto Inc.」。ホテルから住居まで、さまざまなリノベーション設計を扱う同社のオフィスも、ビルの1階をリノベーションしてつくられました。一部はコワーキングスペースとして開放されていて、社員とフリーランスの人たちとが共存する空間になっています。

コワーキングスペースの書棚には、建築雑誌やカタログがびっしり。可動棚を活用して、サイズが異なる書籍もきれいに収まっています。収納はすべてオープン収納になっており、多くの人が行き来する場所に、わかりやすく配置することで、気兼ねなく利用することができます。

もし少しでも奥まったところに資料があった場合、探しづらかったり、整理整頓のルールも崩れたりしやすくなりますが、共用されるオープン収納は人の目の下にきれいに保たれる、という空間の特性に合わせた収納はリノベーションのプロならではの視点です。

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ワークスペースのリノベのヒント③|キッチンで働くのもあり! 限られたスペースの活用方法(本多さおりさん)

おウチでデスクワークをすることが多いという本多さん。平米数的に独立した仕事専用スペースを設けるのは難しかったため、キッチンの延長上にデスク兼作業棚をつくることに。キッチンから続く位置に設置したことで、キッチン家電置き場としても有効的な、マルチなスペースが完成しました。

入居当初、料理家電はデスクの天板に直置きしていたそうですが、奥行きのある新しいトースターが加わったことで窮屈になり、即座に見直し。可動棚「シューノ」の棚板を奥行きの深いものに変えて高さを上げて家電置き場にしたところ、デスク上にスペースが広がりました。仕事デスクの横に資料を広げられるようになり、作業効率もアップ! そこはキッチンシンクの隣に位置するので、ダイニングテーブルからお皿を下げるときの一時置き場としても大活躍。

ワークスペースの確保が難しいときは場所を工夫して考えてみるのも一手ですね。

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ワークスペースリノベのヒント④|手づくりの収納家具で空間をムダなく使いやすく(建築家・山中悠嗣さん)

元はアパートだったという築約40年のビルを、事務所兼住居として一棟丸ごとリノベーション。

リノベーション前は中央に外から上がれる階段があるタイプのアパートで、全5部屋。それを階段は室内に取り込む形で残して、2階以上はスケルトンにしたそう。今でも1階にはほぼ当時のまま1部屋残して、水周りやトイレはそのまま使用しているといいます。1階の事務所は一部を土間貼りにし、本棚などの収納家具はすべて手づくり。窓スペースに造りつけられた本棚は、書籍のサイズに合わせて設計されています。

適材適所に合わせた家具をつくることはお金がかかったり、手間がかかったりする難点もありますが、住宅設計の自由度が上がり、より理想のおウチに近づけることができますよ。

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ワークスペースリノベのヒントおさらい

ポイントは空間にとらわれない、働き方に合わせた収納を見つけること。住宅の構造だけでなく、使う人や収納するモノなどを書き出し、すべてにぴったりな使い方ができる収納を選びましょう。効率が重視されたり、長い時間を過ごしたりするワークスペースだからこそ、使い勝手にはこだわりたいですね。