料理家たちのキッチン・インテリア実例を5つ紹介。健康的でおいしい家庭料理が得意な料理研究家や、パリで製菓を学んだ料理研究家、麹を使った料理教室を開催している料理家など、様々な食のプロフェッショナルは、どんな住まいで暮らしているのでしょうか? 仕事の場でありながら、プライベートな空間としての心地よさを両立させた、こだわりの住まいをご覧ください。

HOUSTO 編集部

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『HOUSTO』の人気記事でわかる! 料理研究家のキッチン・インテリア実例5選

料理家 牛尾理恵さん|家を最大のパワースポットにする家事術と生活哲学

健康的でおいしい家庭料理が得意な料理研究家の牛尾理恵さん。栄養士としての知識と自身の筋トレ経験を生かし、日々の食事に活かせるレシピを提案されています。

牛尾さんは、「自分が気に入らないものや納得しないものは家に入れない」をモットーに、たとえば洗濯バサミ一つとっても厳選しているそう。必要最小限の心地よいモノだけを選び抜く厳しい目線が、素敵なインテリアを保つ一つの方法なのです。

掃除は毎朝欠かさず、ロボット掃除機よりも自分で手を動かす派。「家を最大のパワースポット」として考え、隅々まで掃除する習慣をキープしているそう。

牛尾さんの大切なものの一つがなんといっても「筋トレ」。この習慣をはじめてから、より必要なものが自然と見えてくると話します。

さらに、愛犬『福ちゃん』も牛尾さんの暮らしに欠かせない相棒。福ちゃんとの日常や料理の仕事、毎日の生活習慣などが、前向きで毅然とした牛尾さんの空気感を作り出しているのです。

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料理研究家 若山曜子さん|パリが香るリビング&キッチン収納

パリで製菓を学び、フランスの国家調理師資格(C.A.P)を取得して帰国した料理研究家の若山さん。お菓子から料理まで幅広いジャンルのレシピ本を出版、雑誌やテレビでも活躍されています。

彼女が愛猫のもんちゃんと暮らすのは、ガスオーブンが入れられること、を条件に選んだという閑静な住宅街に佇む低層マンションの一階。案内されたリビングは、大きな窓から中庭が見渡せ、陽当たり良好。アンティークの雑貨や、さりげなく飾った花など、そこここにフランスの雰囲気が漂っていました。

若山さんのキッチンはコンパクトながら、調理器具や調味料は使いやすい位置にすっきり収納。複数のアシスタントとアイディアを出し合い、快適な動線を工夫しています。

火を使わない作業や撮影に便利なのが、リビングに設けたキッチンカウンター。前の住まいで大工さんに造作してもらったオリジナルで、現在も重宝しているそうです。

キッチン横には、よく使う製菓道具を取り出しやすくオープン収納に。

若山さんは古いフランスの皿やカトラリーが好きで、国内外で買い集めることもしばしば。調理器具へのこだわりは柔軟で、使いやすいものが自然に残るスタイル。クラシックなケーキ型はフランス製の造形美に惹かれつつ、アメリカ製の可愛さや日本製の実用性も評価し、型は増える一方なのだとか。「日常使いの道具や小ぶりなものは日本製に良品が多い」と語ります。

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料理家 市瀬悦子さん|築50年マンションの再リノベで理想の住まいに

市瀬悦子さんは、「おいしくて、作りやすい家庭料理」 をモットーに活躍する料理研究家・フードコーディネーター。
築50年、3LDKのマンションに住まわれて15年、最近2度目となるスケルトンからのリノベーションを行いました。

やはりこだわったのは、キッチン。市瀬さんにとってキッチンは、料理雑誌や書籍撮影の舞台であり、同時にプライベートを守る場所。以前の小さめアイランドキッチンはコンロが奥まっていて、ダイニングで撮影するチームとの距離を感じていたといいます。もっと一体感を持って仕事ができる空間を求め、今回選んだのはⅡ型のアイランドキッチン。動きやすく、コミュニケーションも自然に生まれる理想の仕事場になりました。

今回のリノベでは「リノベデザイナー」に依頼し、間取りや内装の希望を具体化。素材選びでは質感やイメージを伝えると、メーカー候補を絞りショールームへ同行してくれるなど、完成形をイメージしやすく大きな助けになったといいます。

壁側とアイランドのコンロ側は動線を考えて、調理中に使う道具や盛りつけ用の道具を入れています。リビング側の上段はカトラリーで、下段には調味料や食品ストックを入れて。

市瀬さん宅には意外にもパントリーはナシ。作るか悩んだそうですが、大型の引き出し収納を取り付け、ここに食品を集約させているそう。「使う場所に近いほうがいいし、料理撮影の時はアシスタントさんに在庫を確認してもらうことも多いので、結果的にこれでよかった。」と語ります。

たくさんある鍋やフライパンは、別の引き出しで管理。このほうが効率的に重ねられて収納効率が良いのだそう。

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料理家 吉本輝美さん|多様な道具に定位置を与えてスッキリ見せる

料理家の吉本輝美さんは、神奈川県鎌倉市佐助に、カフェ「麹Style」をボードメンバーの一人としてオープンさせました。

吉本さんは、神奈川県横浜市在住。現在の住居は、もともと二世帯住宅だった物件をリノベーションしたもので、上下階ともに4LDK以上の間取りがある豪邸です。メインで使用しているのは、2階のLDK。ここは家族が集まる場所であり、吉本さんの料理の仕事場でもあります。

こちらが吉本さんの仕事場でもあるキッチン。20畳以上あるリビング・ダイニングに位置し、ヨガレッスンも開催できそうなくらいの広さ。白を基調に、真っ赤な腰壁を擁したアイランドキッチンが目を引きます。吉本さんはここで、麹づくりと、麹を使ったさまざまな料理の試作を重ね、料理教室も行ってきました。

キッチンの扉つき収納は、人目につきやすい場所だからこそきちんと整えて。よく使う食器を選抜して、美しくディスプレイするように収納しています。

キッチン周りには、麹の原料となる米を蒸すための和せいろのほか、調味料の保管に使われる瓶類、そして食器などたくさんの道具があります。どの道具にもきちんと定位置があり、使いたいときにサッと手に取れる工夫がなされていました。

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料理家 大黒谷寿恵さん|陰影礼賛を思わせる、竹に囲まれた和風住宅

大黒谷寿恵さんは、神奈川県川崎生まれ、石川県金沢育ち。鎌倉市で料理教室を主宰し、メディアのレシピ監修、ケータリングなど幅広く活躍しています。

台所は玄関からの土間続きで、業務用コンロやオープン収納を備え、雰囲気よく使い込まれた調理道具が使いやすく配置されています。

湿気の多い土地柄を踏まえ、自然素材のざるなどは風通しに配慮して収納。大工さんに造作してもらった棚やディスプレイスペースには、小物類が美しく飾られ、趣もたっぷり。

竹林を借景にしたリビングや畳敷きの食事スペースも落ち着きがあり、収納もデザイン性と実用性を両立。まさに、暮らしと道具が調和した、心地よい住まいの姿が描かれています。

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