今回は整理収納アドバイザーの岡本あつみさんに「収納失敗したな」と思ったエピソードと解決法を伺いました。プロでも収納を常に見直すことを大切にしています。あなたも今一度周りを見渡して、より暮らしやすい収納を見つけてみませんか?
収納BOXなどにラベリングすること自体は楽しい!

整理収納を学び、ラベリングの必要性や効果を知ってからというもの、ラベリングをあちこちにするようになりました。
当初は「ラベリングするところがいっぱい(嬉)!」と、テプラやダイモを使ってせっせと作っていました。
私はインテリアが好きなので、ラベリングのシールの色や太さ、文字配置などにもこだわって作っていました。ラベリングの作業自体はとても楽しいものでした。
英語でのラベリングがきっかけで目が覚めた!

でも…でも。
ある日、ラベリング熱が冷めたんです。正確には、「目が覚めた」んです。
その訳は、私が投稿していたサイトに入ったコメント。
「スペル間違ってるよ」とのご指摘。
「はっ!!」となりました。
さらに、英語でラベリングしても、こども達は読めない!しかも間違っていては読めたとしても勉強にもならない!
何の意味もなかったー!ただの自己満足ー!
と恥ずかしさいっぱいになりました。とほほ。
必要最低限、人に合わせたラベリングを選択するように

その一件からというもの、
・ラベリングは必要以上にはしないこと
・必要な時には、使う人に合ったラベリング方法を選択すること
に気をつけるようになりました。
例のご指摘いただいた箇所は、英語表記をやめて、こどもが読めるひらがなに直しました。笑
文字はひらがな?カタカナ?英語?
文字の大きさは?色は?
イラストや写真の方が見やすい?
テプラを使う?マスキングテープを使う?
など、ラベリングの選択肢はたくさんあります。
大事なのは、「なんのために、誰のためにラベリングするのか」ということ。
これが一番大事でした!見た目じゃなかったんですね…笑
「ラベリングしない」という選択肢もアリ
さらに言うと、「ラベリングはしなくてもいい」んですよ。
どこに何があるのかが分かっていれば、ラベリングはしなくてもいいです。ラベリングは、物の所在を分かりやすくするために目印を付けることなので、分かっているならラベリングする必要はないですよね。
それに、無理して丁寧に作ったり、わざわざテプラを使ったりしなくてもいいです。自分が苦にならないやり方でOKです。
確かに「収納するならラベリング」は、大きな効果がありますが、必須ではありません。
「本当にそこにラベリングは必要?」と、ラベリングをする前に考えてみて、自分に、家族に、優しい選択をしてみてくださいね。