はじめまして、おふみと申します。汚部屋だったわが家を片づけようとして、何から手放していいかわからなかったとき、整理収納はまず持ちモノと向き合うところから始まることに気づきました。そんななか私が考えるモノとの付き合い方を、最近手放したモノや新たに迎えたモノの紹介を通してお伝えしていきます。
収納があればあるほどモノが増えてしまう負のサイクルにストップ!
今から約8年前。夫婦2人、一軒家で暮らしていた頃のこと。収納の豊富さにかまけて、モノを手放すという発想がなく、どんどん溜め込んで汚部屋状態でした。そんな折、仕事で運が悪いことが続き、何気なく「運、悪い、なぜ」と検索してみたところ、掃除が行き届いていないと運気が下がるという言葉を目にしました。いざ掃除をしようとしても、モノの住所が決まっておらずどこに戻していいかわからない状態でした。不要なモノが多いため、掃除の前にまずはモノを減らすところから始める必要があると気づきました。最終的に130kg以上のモノを手放して、今はハイエース一台に収まる家財で暮らしています。
快適に暮らすためのモノは積極的に取り入れる
今回は、買ってよかったものを紹介しながら、モノ選びの考え方についてお話したいと思います。美容において、一つの目標があります。それは光って見える人になりたいということ。以前接客業をしていたのですが、その人の周りだけレフ板が当てられているかのように発光して見えるお客さんが現れるのです。同一人物ではなく、年齢や服の系統はさまざま。共通するのは、肌が綺麗で髪の毛に潤いがあること。
最近、年齢と蓄積したダメージからか、髪の毛の元気がなくなってきました。現在33歳ですが、過去の度重なるパーマやカラーリングで傷んでしまったのだと思われます。髪の健康は光って見える人の必須条件。徹底対策をしようと考え、ヘアケアに力を入れることにしました。
まずは今まで使っていた枕カバーを手放し、25匁(もんめ)のシルク素材の『Utukky』というカバーに入れ替え。こちらに変えてから、朝起きて髪の毛が絡まるという悩みから解放されました。カバーを変えるという小さな行動で、日常のストレスが解消されるのは気持ちがいいですね。
次にパドルブラシ。実はここ数年は、手櫛だけで暮らしてきました。自分の体で問題なく代用できるようなら道具は不要だと思って持たずにいたのですが、年齢とともに必要性を感じるように。
モノが少ないと、その分何もない空間が生まれ、お掃除やメンテナンスの手間を省けることで、空間と時間を手に入れられます。不要なモノのために家賃を払わなくて済むので住宅選びの選択肢も広がります。しかし、体の変化を無視して必要なモノまで持たないのは本末転倒だと思いました。少ないもので暮らすことは「目的」ではなく、快適に暮らすための「手段」の一つです。ブラシというアイテムは一つ増えましたが、圧倒的に髪の調子が良くなりました。
他にも、昨年から「レプロナイザー」のドライヤーも愛用しています。それまで1,000円のドライヤーを使っていたのですが、髪の傷みが気になり美容師さんに相談してこちらに買い替えました。「髪の健康を考えるなら何から優先的に投資するのがいいと思いますか?」と尋ねたところ「まずはドライヤーです!」と即答されたので意を決して購入しました。
これらのアイテムの有効性を実感したのは旅行のとき。
一泊二日のホテルステイで、荷物軽量化のために備え付けのものを使って眠ったのですが、翌朝髪の毛が驚くほどパサパサに……。ドライヤー、ブラシ、枕カバー。これらのうちどれか、あるいはすべてが髪の健康に深く関与していたのだと思い知りました。
必要ないから、不便に感じていないからと適当に過ごしていた頃に比べてずっと髪の調子が良くなったことで、自分に合ったモノを取り入れて使うことの大事さを痛感しました。