こんにちは。フォトスタイリスト(※)のヤノミサエです。
第3回目は、植物の飾り方や便利なアイテムをご紹介します。「植物を飾る」と聞くと、「大きな鉢植えの観葉植物を買わなくちゃ!」とか「広いスペースが必要なのでは?」と思いがちですが、ちょっとしたスペースがあれば気軽にグリーンを飾ることができますよ。
先日引っ越したばかりのわが家で取り入れた、こなれて見えるグリーンの飾り方をご覧ください!
※フォトスタイリストとは暮らしやインテリア、ライフスタイルに関する撮影において、魅力をいかに引き出して伝えるかに重点を置いたスタイリングを専門的に学んだ者のこと。
インテリアグリーンでこなれ感アップ!
インテリアに観葉植物を取り入れることで色味が加わり、お部屋の雰囲気に深みが出ます。観葉植物のグリーンはグラデーションになっているので、独特の色の深みが加わるんです。また、植物ならではの癒しパワーもあり、心地の良い快適空間になります。
新居は築52年(!)の賃貸マンション。ソファチェアに座ったときに目線が行くところ=床から150cm付近を中心にグリーンを飾り、ここをリビングのフォーカルポイントにしました。
飾り方① フラワーベースに枝ものを飾る
枝ものの飾り方はフラワーベースに入れるだけなので、とっても簡単。初心者さんにもオススメです。わが家で今飾っているのはユーカリですが、しばらくフレッシュで楽しんだあと、ドライで楽しむこともできて一石二鳥。これからの季節は、ドウダンツツジなど大きな枝物をガラスベースに飾るのもいいですね。こまめに水を替え、枝の切り戻しをすることで、うまくいけば2~3か月ほど楽しめます。
飾り方② 小さな鉢植えは高低差をつけて飾る
鉢ものを同じ高さに並べると、どうしても見た目が単調になりがち。スツールなどをうまく活用して、高低差をつけつつ立体的に飾るとこなれて見えます。このエリアは猫がウロウロする場所でもあるので、長時間留守にするときや就寝時は、植物を別の場所へ移動しています。毒性のある植物も多いので、ペットと暮らしている方は気をつけてくださいね。
飾り方③ ぶら下げハンギングで空間を生かして飾る
玄関から室内に入ると最初に目に入る場所も、フォーカルポイントにしています。旧居同様に、引っ越し後も天井から植物をぶら下げるハンギングを楽しんでいます。ここでも高低差をつけながら飾るとリズムが生まれ、奥行き感が出て天井が広く見えます。種類の違う植物を選ぶこともポイントのひとつ。ハンギングにすればペットも触れないので、安心ですね。
「どうやって天井からぶら下げていますか?」と質問をいただくことも多いのですが、わが家ではこのような専用のフックを使っています。このフックは石こうボード専用の天井用フックなのですが、新居の天井はなんとベニヤ板……。対象外なので自己責任で使っていますが、近いうちに専用のモノに買い替え予定です。
植物を飾るなら、葉水用スプレーがオススメ
観葉植物は根への水やりだけでなく、葉水(霧吹きで葉に水をスプレーすること)も大切。葉の乾燥を防いだり、汚れや虫を防いだりする効果があるそうです。植物の数が増えると葉水だけでも時間がかかるので、連続で使えて細かい霧が出るタイプの霧吹きが便利です。
今回ご紹介した3つの飾り方以外にも、リースやスワッグなど壁に直接飾る方法もありますので、お部屋の空いてるスペースに合わせて、グリーンの飾り方を工夫してみてください。
次回は「ごちゃつかずに飾るインテリアのコツ」をご紹介予定です。どうぞお楽しみに!