プチリノベされていた中古マンションを購入し、一度はそのまま入居をした林さんファミリー。暮らしているうちに、「ここをこうしたい」というポイントをいくつも発見し、後から本格的なリノベに踏み切りました。リビングには、階段つきの書斎を増築。収納も便利に整えて、暮らしやすさはグンと上昇したそう。リノベの事前準備に、ぜひ参考にしたい好例です。

HOUSTO 編集部

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プロフィール

お名前:林達郎・友紀さん
所在地:東京都品川区
家族構成:夫婦+こども2人
建物:分譲マンション
延床面積:57.10㎡
間取り:1LDK→1SLDK+ロフト
構造:SRC造
完工時築年数:築42年
設計者:フィールドガレージ 青木美穂さん
https://fieldgarage.com

プチリノベ済み物件をさらにリノベした理由

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もともとリノベに憧れていたという、林さん夫妻。ふたりの職場に近い場所でマイホームを探し、昭和55年竣工の中古マンションを6年前に購入しました。

林さん「前に住んでいた方が、すでにプチリノベをされていた物件でした。リノベには憧れていたんですが、購入する時にはそこまで踏み切ることができなくて。きれいに使われていて状態もよかったし、このまま住めるかなと思って、しばらく暮らしてみました。でも3ヶ月くらいたったところで、いろいろと不便な点が目につくようになってきたんです」。

気になったのは、この4点。

(1)玄関から冷気が入りやすい。
(2)キッチンから家族の様子が見られない。
(3)ワークスペースがない。
(4)収納スペースが足りない。

これらを解消するために、

(A)玄関とリビングの間に扉をつける。
(B)見晴らしのいいリビングダイニングにする。
(C)リビングに階段をつくって高さを出し、独立したワークスペースを設ける。
(D)収納をしっかり整える。

という明確な要望を定めて、リノベを決意したのでした。

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玄関から入ってくる冷気を解消するためにつけたドア。大きなガラスが組み込まれた建具は、光を通し、圧迫感もありません。

マンションのリビング内に階段?

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林さんはさっそくネットでリノベ会社をあれこれと検索し、テイストが合うところをいくつか回りはじめました。しかし、「(C)リビングに階段をつくって高さを出し、独立したワークスペースを設ける」という希望には、難色を示す会社が多かったそう。

林さん「設計担当の青木さんは、想像していた以上に使いやすいプランを提案してくれました。リノベ会社の決め手は、ここですね。相談がしやすくて希望にちゃんと寄り添ってくれるところに、安心感を覚えました」。

青木さん「室内にロフトを作る事は、これまでもいくつか施工したことがありましたので、ここでも可能だと思いました。ロフトにすることで、空間を上下で使うことができます。そこをメインにして、リビングとどうつなげるかを考えました。仕切ってプライベート感を出しながら、上が抜けていることで目線を広げる工夫をしています。水回りにも関わらないので、コストもそれほどかかりません」。

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ご主人の要望でつくられた階段上の書斎は、コロナ禍のリモートワークでも大活躍。適度なおこもり感と、天井部分の開放感がポイントです。

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書斎の下は、収納スペースに。隠れ家のような空間なので、こどもの遊び場としても役立っているそう。ロフトの壁は、林さん夫妻が自分たちでペイントを施しました。

リビングが見渡せるアイランドキッチン

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階段つきの書斎は主にご主人の要望ですが、奥さまはやはり使いやすいキッチンを希望されていました。

林さん「回遊できるアイランドキッチンにして、家族の様子をいつでも感じられるような空間が理想でした。リビングは無垢の床にこだわったので、色合いも繋がりのいい雰囲気に仕上がって、とても満足しています」。

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古いすりガラスを組み入れた吊り戸棚と、シンク前のタイルが演出する、レトロな雰囲気。林さん家族にぴったりの、温かみのあるインテリアです。

後編では、「一度住んだからこそ実現できた」という、こだわりの収納リノベをご紹介します。

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