90代のおばあちゃんを介護しながら、食べ盛りのこどもたちを育てる鎌倉在住の料理家・馬場靖乃さん。三世代みんなが満足して食べられる安心安全な料理を「三世代レシピ」として、日々研究しています。今回馬場さんがシリーズで提案してくれるのは、最後まで使いきれない調味料や、乾物、粉物など、パントリーに眠らせがちな食材の活用レシピ。「こんな料理ができるの？」と目から鱗のレシピの数々を、ぜひお楽しみください！
今回の片付け食材は、ドライハーブ
賞味期限がギリギリのドライハーブ、あなたのおうちのスパイスラックにたくさんありませんか？ せっかく買ったハーブは、なんとか最後まで使い切ってみたいもの。
タイム、オレガノ、バジル、ミックスなど、ドライハーブはほとんどが肉・魚に合います。ハーブに難しい印象を持っている人も多いようですが「この料理にはコレ」と決めつけずに、もっと気軽に使ってみてください。
今回は、コスパ食材のささみと合わせて、簡単に作れるフレンチ風のレシピをご紹介します。
ドライハーブのささみムニエル
高タンパクで低脂質なささみは、夕飯にお弁当に、と出番の多い食材です。ハーブとチキンの組み合わせが大好きなわが家で頻繁に作る定番のメニューをご紹介します。
鶏ささみはパサつき防止と味付けのため、ブライン液に漬けこみます。ドライハーブをまぶし、米粉をつけて焼きます。そのまま食べてもおいしいですが、焼きあがったささみムニエルに切り込みを入れ、葉野菜やチーズをサンドしたり、マスタードなどのソースを塗ったりするのもおすすめ。
余った分は翌日にサンドイッチにしてもおいしいです。
●材料（5本分）
鶏ささみ ５本（約250g）※半日～一晩ブライン液☆（肉の重量の1%の塩、1%の砂糖、10%の水を合わせたもの）に浸け込んでおく
☆ブライン液
・塩 2.5g
・砂糖 2.5g
・水 25g
ドライハーブ 適量
米粉（または小麦粉、片栗粉） 適量
チーズ、葉野菜 お好み
【作り方】
1. ブライン液に浸けておいたささみの水分をさっと拭き取り、ドライハーブをまぶし両面に米粉をふりかける。
2. 温めたフライパンに油を敷き、こんがり焼き色が付くまで両面を焼く。火が通ったら完成。好みで、焼きあがったささみムニエルに切り込みを入れて具材を挟む。
わが家では米粉を使っていますが、小麦粉でもOK。
焼き上がったささみムニエルに切り込みを入れて。どんなチーズでもよく合います。
