90代のおばあちゃんを介護しながら、食べ盛りのこどもたちを育てる鎌倉在住の料理家・馬場靖乃さん。三世代みんなが満足して食べられる安心安全な料理を「三世代レシピ」として、日々研究しています。今回馬場さんがシリーズで提案してくれるのは、最後まで使いきれない調味料や、乾物、粉物など、パントリーに眠らせがちな食材の活用レシピ。「こんな料理ができるの?」と目から鱗のレシピの数々を、ぜひお楽しみください!
今回の片付け食材は、ドライトマトとドライハーブ
お土産でもらったドライトマト。何かのタイミングで買ったドライハーブ。これらはイタリアンシェフでもなければ、最後まで使い切ることができない食材の代表格ですよね。
特にドライトマトは、ぎゅっと凝縮された濃厚なうまみが魅力で、栄養も豊富。ドライハーブの香りは、食材のおいしさを引き上げてくれます。これらを最大限に活かして、いつもの料理を格上げしましょう!
イタリアン炊き込みご飯
少しずつ余ったイタリアン食材で作る洋風炊き込みご飯です。
オリーブやドライトマトなど塩漬けの食材やハーブはそのまま味付けに活用できるので、塩などの調味料は使わなくてもOK。
ゴロゴロと入ったオリーブの実はご飯との相性抜群です。ツナの代わりにオイルサーディンや、塩味のあるケイパーやアンチョビを少し加えて風味を付けるのもおすすめ。ワインにもよく合うので、メイン料理の付け合わせにも使えます。
●材料(4人分)
米 2合(300g)※米を研ぎ30分浸水させる
水 360g※ドライトマトの戻し汁も合わせて
ドライトマト 20g※湯に10分程浸け、戻してから5ミリ角に切り分ける
オリーブの塩漬け 10~15個
ツナ缶 1缶分 70g
ドライハーブ 1.5g※バジルやオレガノタイムなど単品でもブレンドしても良い
オリーブオイル 大さじ1
【作り方】
1. 炊飯器にすべての材料を入れ、全体を混ぜ炊飯する。(お米の粒は表面に出ていると芯が残るので具材の下へ)
※土鍋などの炊飯鍋の場合は、火にかけて噴いてきたら弱火にして12~15分程度加熱し、火を止めて10分蒸らす
2. 炊きあがったら、全体を混ぜて余分な水分をとばす。
オリーブがごろごろ入っておいしい。炊飯の水加減は通常のご飯炊きと同じです。