子育てや介護、仕事で忙しい毎日。多くの家事外注サービスがあるとは分かっていても、なかなか手が出せない…。「私もそんな一人です!」という編集部栗谷川が、実際に家事外注サービスを自費で利用し、レポートする本記事。今回は家事の本丸「料理」をサポートしてくれる、作り置きサービスをご紹介します。
目次
偏食4歳児と仕事の狭間で、料理は「好き」から「義務」へ変化
料理は好きですか? 私は好き!でした。
どんなに帰宅時間が遅くても、お惣菜などを買って帰るよりはチャチャっと作った方が早いかな、と20年来の自炊派。その昔、デザイン会社で働いていた頃、帰宅は深夜12:00。そこから料理をして、1:00頃食べ始める…なんて生活を送っていたことも。今思い返すとそれはそれで不健康なのですが、料理をすること自体に抵抗感はなかったのです。
それが現在は、料理が楽しい、と胸を張って言えない日々が始まりました。娘の偏食が激しく、野菜はほぼ拒否。味付けももちろん大人と同じにはできないので、大人用とこども用の2パターン作ることが増えたのも一因。
また、こどもの送迎を考えると残業ができないため、どんなに仕事が乗っていようと、締め切りに追いかけられていようと、椅子から体を引き離してお迎え&料理…という強制ギアチェンジの日々に疲れていたというのもあるかもしれません。
そんなマインドを変えていくためにも、今は変化が必要かも…ということで、今回は「作り置きサービス」を利用してみることに!
今回サービスをお願いしたのは「CaSy」
さまざまな料理代行サービスがある中、今回お願いしたのは「CaSy(カジー)」です。料理代行や掃除代行、整理収納サービスなどを関東や関西を中心に幅広く展開しています。
選んだ理由は、価格がシンプルで分かりやすいこと!
さまざまな家事代行サービスがありますが、CaSyは1時間ごとの料金で、品数などは基本的におかませ、というわかりやすさが選んだポイントでした。
今回は3時間で、可能な限りの品数を作ってもらうコースをお願いしました。1時間3,490円で、品数目安は6〜8品。(主菜3〜4、副菜2〜3、汁物1)
事前コミュニケーションで、こちらの希望を把握してくれる
CaSyのサイトで会員登録をすると、希望に合わせてキャスト(代行してくれるスタッフさん)をマッチングしてくれます。
マッチング後は、希望日の数日前にアプリでコミュニケーション。
・こどもの好き嫌い
・野菜多め、薄味、など味の希望
・買い物はこちらで?それも代行依頼するか(別料金)の打ち合わせ
・完成した料理だけではなく、お弁当用、下拵えなどの細かいオーダーも可能
などの依頼が可能です。
新規で買い物に行かなくても、自宅にある食材を伝えれば、それをアレンジして作ってもらうことも可能です。
メニューのやりとりもアプリを通して
アプリのチャットを通して、キャストさんとメニューを決めていきます。
基本メニューを提案してくれるので、その中からセレクトする形でOK。今回は「こどもも大人も楽しめるメニュー」「野菜嫌いのこどもにおすすめのメニュー」で提案してもらいました。
メニューが決まったら、調味料も含めて買い物リストを送ってくれます。そのメモを持ってスーパーに買い物に行くだけなので、スーパーで冷蔵庫の中身や賞味期限、スケジュールを脳内に並べ、パズルしまくる…というストレスからも解消されます。これが地味に嬉しい!他の人に頼んでみて初めて「あぁ、私はこれに疲れていたんだな」と実感。ストレスが可視化されるということはありますよね(買い物は依頼すれば別料金で対応もしてもらえます)。
サポート当日!3時間で怒涛の10品作り置き
ついにサポート当日です!今回ご依頼したキャストは、わらがいさん。長年料理に携わっている方で、手際よく季節を取り込んだ料理を作ってくれると定評のある方です。早速料理開始です!
自宅のキッチンで、自分以外の方が料理をどんどん進めてくれている!少し感動です。なんて頼り甲斐があるんでしょう!
娘が唯一食べてくれるひじき煮をリクエスト。いつもはパックのものを買ってしまうメニューです。自宅で多めに作ってもらえると、小分け冷凍もできて日々のお守りになりそうです。
こちらは鮭の照り焼き。照り焼きというと、ブリやカジキなどが定番ですが、鮭も照り焼きにできるんだ!と目から鱗。これがまた美味しかった!いつもは焼いてしまうけど、照り焼きもこどもが大好きな味で、これはこの後わが家の定番になりました。
料理代行をお願いするだけではなく、横で見学させてもらえば料理学校に早変わりです。さらに調味料や調理機器は自宅のものなので、再現しやすいのも嬉しい!
料理は基本、ビニール手袋をつけて。作り置きが主なので、衛生面も意識されています。
野菜が苦手なこどものために、ミッキーの型抜きを持ってきてくれたわらがいさん。にんじんを型抜きして、トッピングにしてみたら?と提案してくれました。
ブロッコリーはバラしてお好み焼きの具に。全く思いつかなかったレシピですが、こどもが好きそうなお好み焼き味にしてくれれば食べてくれるかも! ブロッコリーをマッシュするなどの手の込んだことをしてもらえるのも料理代行サービスの魅力です。
自分で10品も作ったら、1時間は洗い物に費やすことになってしまいそうですが、手際よく料理の合間に洗い物も進めてくれます。最後にはびっくりするほどキッチンがピカピカに!お越しいただく前よりもきれいな状態にしてもらってしまいました。
計10品 3日間料理フリーな日々が始まった!
合計6〜8品を作ってもらうコースでしたが、余った材料などで追加で数品作ってもらい、合計10品が完成しました!
汁物:野菜たっぷりけんちん汁
主菜:牛肉と野菜の春巻き/鮭の照り焼き/煮込みハンバーグ
副菜:ブロッコリー入りお好み焼き/ミートボール/ひじき煮/きんぴらごぼう/大学芋
おやつ:さつまいもの甘煮
たとえば煮込みハンバーグ(写真中央)は、型崩れしやすいブロッコリーは別の容器に入れて直前に投入できるように工夫してくれたり、春巻きは揚げたてを食べたいというリクエストを伝えたら、揚げる前の状態で保存してくれたり…。主婦のかゆいところを完全に理解してくれているのも癒されます。
大学芋もこんなにパリッと!砂糖を煮詰めたら、後のフライパン洗いが大変になりそう…と恐れをなして作ったことがなかった大学芋。洗い物もしてもらえるからこそ、心の底から美味しくいただけたのでした(笑)。
1日目のメニュー 煮込みハンバーグとひじき煮、けんちん汁
ボリューム的に冷凍できないほどたくさん作ってもらった煮込みハンバーグ。早速当日の夕食にいただきます。こどもが好きなチーズを追加したり、少し味を足して煮込みなおしたりなどのアレンジもしました。
外食や冷凍系の食事だと、なかなかアレンジは難しいですが「うちのご飯」の味に微調整できるのが嬉しいポイントです。
3人で夕食に食べてもまだまだある!ということで、二日目の在宅ワークのお昼にもいただきました。野菜もたっぷり煮込んであるので、一皿でも満足感があります。
2日目のメニュー 鮭の照り焼きとひじき煮、きんぴらごぼう
副菜もたっぷり作ってもらったので、理想の一汁三菜です。鮭の照り焼きは近所のいつものスーパーで買ったとは思えないほどのふっくら具合!いつもと同じ店や食材でも、調理方法でこんなにも変化が出せるのか…と、さまざまなもののポテンシャルを見直す機会にもなりました。
3日目のメニュー 牛肉の春巻きとブロッコリーのお好み焼き
3日目は冷凍していた春巻きとお好み焼きを解凍して夕食です。春巻きは少し爆発してしまいましたが、揚げたてサクサクをいただくことができました!
春巻きを作る時は、具材にすべて火を通すもの…と思っていたのですが、今回は生の薄切り牛肉を巻き込んでいたからか、想像以上にジューシー。
やはり料理は一人で籠って行うことが多いからか、相当固定観念がこびりついているものなのかもしれません。自宅で、他の人にやってもらうからこそ剥がれていく不要な概念!思わぬ副産物です。
ブロッコリー入りのお好み焼きは、手のひらサイズ。ついついお好み焼きとなると、大きくお皿サイズに作ってしまいますが、このサイズだとこどもも食べやすいようで、何枚もおかわりをして食べていました!普段緑色のものはすべて排除しているうちの子が…!やはりサイズや見た目も料理には重要なんですね。
かかった金額、合計は?
今回かかった金額は以下の通り。
料理代行料金:@3,490円×3時間=10,470円
キャストさんの交通費:880円
材料費:5,000円ほど
合計:16,350円
今回はスポットのご依頼で上記金額でしたが、週一の定期依頼にすると2,790円×3時間+880円(交通費)=9,250円でご依頼が可能です。
上に紹介した以外にも、昼食や間食に少しずついただいたりなどして、合計3日はほぼ作り置き以外の料理をしませんでした。
外食と比べると、例えば1,500円を一食として
1,500円×3人×昼夕=9,000円/1日
3日間だと27,000円なので、やはり格安です。
3日間の昼食・夕食を美味しくいただきながら、料理の勉強もできる。調味料も自宅にあるものを使ってもらえば、添加物についても気にしなくてOK。そして何より、作らなくても安全なごはんが食べられる楽さには感動です!
仕事が確実に煮詰まる週、出張の週、家族の看病や自分の体調不良で料理ができない週…など、依頼したいさまざまなシーンが浮かびました。初めての家事代行でしたが、きっとまたすぐ依頼してしまうと思います!