マニア垂涎のヴィンテージから、最新アイテムまで、エア・ジョーダンのコレクションは圧巻! インスタグラマーとしても人気のスニーカーコレクターは、ディスプレイと収納、そしてお手入れの達人でした。
プロフィール
Name:おっくん
SNS:okkun_0402
Hobby:スニーカー収集・スニーカーをルーティーン化
Place:茨城県
House: 注文住宅/3LDK+ロフト+スキップフロア+半地下
Family structure:夫、妻、こども1人(5歳)
まるでショップのような、手づくりのスニーカー部屋
AJ1(エア・ジョーダン1)好きが高じて、自宅にミュージアムのようなスニーカー部屋をつくってしまったという熱いスニーカーコレクターを訪ねて、茨城へ向かいました。
“おっくん”は、2020年にインスタグラムのアカウントを開設し、現在フォロワーは1.1万人。スニーカーの箱の開封シーンを収めたリール動画は150万以上再生されるなど、マニアたちから熱い視線を送られています。
2階の一室が、おっくんの寝室兼スニーカー部屋。扉を開けると、まるでショップのようなディスプレイにまずびっくり! ホコリひとつないアクリルのシューズボックスが壁一面に並ぶスニーカーラックは、自身でデザインしたそう。
一時は700足ほどのコレクションがあったそうですが、数年前から400足くらいに絞り込んでいるといいます。このスニーカー部屋には、特に大切にしている180足のエア・ジョーダンが収納されていました。
履いて、手入れして、飾る。オリジナルのルーティーン
おっくんは、ただのコレクターではありません。
スニーカーにまつわる一連のルーティーンを自身で構築しているのです。
「月にだいたい10足くらいスニーカーを購入します。平日、商品が届いたら一眼レフで撮影して、インスタにポストします。土曜日は、そのスニーカーを履いて撮影し、またポスト。日曜日には、履いたスニーカーをクリーニングして、ディスプレイと収納をする。これを私はスニーカーのルーティーン趣味、と名づけているんですよ」。
購入して、箱の中に入れたまま大事にしまっておくというコレクターが多いなか、おっくんのルーティーン趣味はとてもユニークなもの。今ではこのルーティーン趣味に共感するマニアの輪が広がり、全国のスニーカーヘッズと撮影オフ会をしているそうです。
人生を変えた、エア・ジョーダンとの出会い
寝ても覚めてもエア・ジョーダン! 好きが高じて、ベッドからもお気に入りのスニーカーが眺められるように設えたおっくんのスニーカー部屋は、約10畳。マニアなら誰もが憧れる、夢の空間です。
幼い頃からファッションが大好きだったおっくん。ナイキのスニーカーに出会ったのは、中学生の時でした。
「若い頃はお金もありませんから、なかなか手が出せませんよね。友だちがお年玉を貯めて買ったというAJ1を見て、ショックでした(笑)。高校生でアルバイトをはじめ、Yahoo!オークションで売買するようになりました。18歳の時、1985年のオリジナルAJ1を落札することができたんですが、自分が履けるサイズではなかったんです。それでも、欲しかった。その後もスニーカーの売買は続けて、ずいぶん収集してきましたが、ふつうのコレクターみたいな感じで、しまい込んだり、よく履くモノだけを玄関に置いてたりしたんですよ。世の中のブームもあって、AJ1への情熱が再燃したのは、数年前に家を建ててから。せっかくなら、アイテムを絞り込んで、情熱を燃やし、趣味としてきちんとやってみよう。貴重なスニーカーたちをちゃんとディスプレイして、世に残そうと思うようになったんですね」。
窓辺にもスニーカー。カラーやデザインの取り合わせを考えて、見て楽しいディスプレイが考えられています。
スニーカー部屋の入り口には、AJ1のポスターが。将来的には、この廊下スペースにもディスプレイコーナーを増やしたいと考えているそうです。
後編では、具体的なスニーカーのディスプレイ&収納術、お手入れのコツなどをご紹介していきます。お楽しみに!