最近のトレンドでもある団地暮らし。実際に住むことを考えると収納が合っていなかったり、古い設備が使いづらかったり、気になる点も多々ありますよね。
今回は、実際に団地に住んでいる建築士やインスタグラマーの実例をご紹介!それぞれの暮らしにあったリノベーションの方法をぜひ参考にしてくださいね。

HOUSTO 編集部

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『HOUSTO』の人気記事で分かる!団地リノベーションのヒント

団地リノベのヒント①|昔ながらの間取りはフラットに、広々とした1LDKへ(建築士・能作淳平さん)

とにかくシンプルを重視した団地リノベーション。ダイニングキッチン、リビング、書斎は1フロアに。ベンチは、団地にもともとあった畳を再利用しています。広々としたリビングでは3歳の息子さんが、プラレールをいっぱいに広げて遊んでいるそう。シンプルだからこそ、家族全員が自由自在に空間を使うことができるのです。

押し入れは、もとのかたちを生かして、書斎兼収納スペースにリノベーション。取り払った押し入れの戸は、布を貼り直して水回りの隠し戸などに再利用するなど、技が光ります。

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団地リノベのヒント②|レイアウトを定めずに余白を活かすアイデア(建築士・宇都宮惇さん)

リビング・ダイニングは、訪れた人も驚くほどの開放感。ダイニングテーブル、ソファなど、造作の家具はどれも、どこにでもさっと移動させることができ、部屋の印象は、その都度変化します。
用途が決まっていない場所が多いほうが、なにかをしようとする度に考え工夫したり、使い方の想像をしたりと、家にいる時間を楽しめるからという工夫だそう。

断熱改修も兼ねて、収納スペースを外壁面に組み込み。リビング・ダイニングの収納には扉をつけて、バックヤードになる寝室やワードローブはロールスクリーンで目隠しをするなど、今後のレイアウト変更のしやすさやコスト配分が考えられています。

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団地リノベのヒント③|収納づくりのコツは、「開けない場所をつくらない」こと(建築士・羽場友紀さん)

もとは企業の社宅だったという築40年の低層マンションは、当初は四畳半の和室がある3LDKでしたが、前の住人のリノベーションを経て、2LDKになっていました。羽場さんは、この物件をさらにワンルームの構成へとリノベーション。

リビングに入って、まず最初に目につく木製の大きなL字型ソファの座面のクッションの下は、すべて容量のある収納スペース。また、背もたれのトップも開閉式になっていて、ここにも収納スペースがつくられています。納戸のような収納部屋を用意すると、何年も開けない収納スペースが生まれてしまう。そういう事態は避けたいと考え、必要最小限のモノが置けるくらいの収納を、少しずつ用意したそう。おかげでおウチの中で、一年以上開けていないスペースはひとつないと言います。

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団地リノベのヒント④|賃貸団地でも暮らしやすく。セルフリノベでできること(sayo.さん)

小さな賃貸団地に暮らすsayo.さん。限られた収納場所をDIYで「ここにこんな棚があったら使いやすいなー、よし!作ってしまえ!」とその場でメジャーを持ち出し、設計図を描き、おウチのすべてをDIYしたそう。

床には、子どもの足音が迷惑にならないよう、クッションフロアを敷いて防音対策。古道具やvintage、アンティークに木目やグリーンを合わせ、インテリアと雑貨のカラーも意識し合わせることで統一感を演出。家具などはただディスプレイするだけではなく、こども用品がたくさん収納できるモノを選んでおり、実用性も兼ねています。

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団地リノベのヒントおさらい

使いづらい間取りは取り払い、広々と空間を使うリノベーションはインテリアや収納家具を調整しやすく、古い物件でも長く住みたいと思える快適な空間に様変わり。

部分的には団地の居心地の良さを残しつつ、今の家族や暮らしに合わせて計画していくことが大切ですね。