暮らしの中でも比較的動きの多いクローゼット収納。着たあとは、洗濯して、乾かして、収納して……と出し入れも頻繁な場所をきれいに保つためには、クローゼット自体を使いやすくリノベーションするのも一つの手段!
今回は、実際にクローゼットにこだわった建築士やインスタグラマーの実例をご紹介!それぞれの暮らしにあったリノベーションの方法をぜひ参考にしてくださいね。
『HOUSTO』の人気記事で分かる!クローゼットのリノベーションのヒント
目次
クローゼットリノベのヒント①|洋服はすべて吊るして収納! 回遊式ウォークインクローゼット(Kさん)
築20年のマンションをリノベし、一番こだわったのは使いやすいウォークインクローゼット。大切な洋服はしまい込まず、また整理がしやすいように、すべてハンガーにかけて収納。どこに何があるか一目瞭然なだけでなく、収納量はもちろん、風通し抜群。カビたり、傷んだりしないように、「いい洋服を、ずっといい状態」で収納できるよう計画された収納空間になっています。
やりたいことを諦めず、設計士さんに要望をとにかく伝えてみることで叶えられた理想のリノベマンション。お金をかけるところ、かけないところのメリハリをしっかり決めて、波長の合う設計士さんに任せるということが、リノベ成功のポイントだそうです。
クローゼットリノベのヒント②|クローゼットとベッド下を繋げて大容量の収納スペースへ(建築士・佐藤圭さん)
都心にある築40年のマンションをフルリノベ。広さは約55㎡と4人家族には少しコンパクトに感じるところを、家族4人がのびのびと過ごせるようにするため、あらゆるものごとを整理したおウチが完成しました。
ベッドルームは横たわる場所と割り切り、天井は低くても快適さは損なわれないことを逆手にとって、思い切ってベッドルームの天地を縮め、その下に、収納スペースをつくりました。普段使いのモノはウォークインクローゼットに、スーツケースや書類などはそこから左下へ続くベッド下の収納スペースを活用することで十分な収納力を確保することができたのです。
クローゼットのリノベのヒント③|クローゼットの扉は内側の折れ戸を採用してホコリ対策(建築士・吉原健一さん)
オーナーが同じ場所で2度リノベーションをした、こだわりの一軒家。これまでの生活経験を生かして練り上げられた収納設計と家事動線は、まさにパーフェクト。
ウォークインクローゼットは、左右にバーが振り分けてある一つの空間というつくりが一般的。しかし、内側の折れ戸を採用することで、ホコリがたまりやすいというデメリットを改善しました。手前に小物を整理する引き出しを置き、奥に折れ戸を設えたクローゼットはスペースがあるので、着替えや整理もラクにできます。
クローゼットリノベのヒント④|一番使いやすい場所を追求! リビングにクローゼット(本多さおりさん)
モノの収納場所を「どこで使うか」に着目して決めているという本多さん。家族の衣類や日常で使うモノを一箇所にまとめて、出し入れしやすい場所ってどこ? と考えた結果、一番理想的な場所がリビングだったそう。
居住空間の真ん中に家族4人分の衣類を収納したことで、「着替え」「洗濯物をしまう」の作業がスムーズに。帽子やバッグは、奥の壁にはしごを取りつけて吊るし収納にしています。たたんでしまっている服も、できるだけオープン収納にしてワンアクションで出し入れできるようにしたことで、持ちモノが見渡せて選びやすいクローゼットになりました。
クローゼットリノベのヒントおさらい
収納したいモノとその量がクローゼット収納を考える上での大きなポイント。後悔のない収納をつくるためには、自分や家族の持ちモノから、ちょうどよい収納量を見極めたり、暮らしに合った収納スタイルを調べたり、事前に今の暮らしを見直すと理想のクローゼットに近づけるのではないでしょうか。