こどもの成長は驚くほど早いもの。昨日まで使っていたおもちゃが今日には「もういらない」と言われたり、先月まで着ていた服がもうサイズアウトしていたり。そんな変化に振り回されず、柔軟に対応できる収納があれば、毎日の暮らしはもっとラクになります。今回は、こどもの成長に合わせて「更新できる」収納システムの実例を、HOUSTOの人気記事からご紹介します。
HOUSTOの人気記事でわかる!こどもの成長と共に進化する!見直しやすい収納システム5選
目次
こどもの成長に合わせる収納実例①|収納を一緒に決めて成長を実感するシステムに
おさよさん(@osayosan34)は、おもちゃ収納でこどもと一緒に収納場所を決める工夫をしています。おもちゃは一目でわかるように写真ラベルで種類別に分けて透明ボックスに収納。ラベルの写真は、長男が自分でレイアウトして撮影したそうです。自分で収納場所を決めた実感があるため、自主的にお片付けもしてくれるようになったそう。こども部屋の収納は親が決めてしまうより、一緒に楽しみながら決めると、成長を感じられる機会にもなります。(取材当時:2019年2月28日)
こどもの成長に合わせる収納実例②|更新のサインを見逃さず、都度収納を変えていく
整理収納コンサルタントの本多さおりさん(@saori_honda)は、収納の「更新」の重要性を伝えています。理想的な収納を維持するためには更新が必要で、今はルール通りにきちんと片付いていても、こどもの興味や遊び方は成長に合わせて変わるため、だんだん片付けにくくなっていくものです。
片づけにくくなったときが、更新のサイン。この更新のタイミングを見逃すと、また片付けが大変になってしまいます。新しいおもちゃを買ったときも更新のタイミングで、「もうこれ以上おもちゃを置けないね。今のおもちゃはどこにしまう?」とこどもに優先順位を聞いて、一緒に考えていくことが大切です。
小学校に上がる前には、さらなる収納の更新が必要で、学校で使うものをこどもが自分で片付けやすく、準備しやすい動線を考えながら収納ルールを決めることが重要になります。
成長を見逃さないようにして、都度こどもと一緒に片付けをする習慣をつけてみましょう。
こどもの成長に合わせる収納実例③|サイズアウト服は「見える化」で管理
同じく本多さおりさんは、兄弟二人分のこども服収納で工夫を凝らしています。こども服は基本的に「現役」と「サイズアウト・シーズンオフ」に分けて収納しているそうです。
それにプラスして、成長が早い0歳次男(取材当時)の「スタンバイ引出し」には、まもなく必要になる季節やサイズに合ったものを入れておいたり、もうあまり着なくなったけれどまだこの先出して着るかもしれない服の一時置き場所として使っています。衣替えのシーズンに慌てず、また必要以上の先買いを予防するのに役立ちます。
上の子がサイズアウトしたこども服は、中が見えやすいメッシュ袋に入れて、サイズとアイテムの内容が一目で分かるように手書きカードを入れておきます。下の子が着る時期になる少し前に袋ごと取り出し、数を把握しておけば買い足しすぎも防げます。(取材当時:2018年12月13日)
こどもの成長に合わせる収納実例④|長く使える収納アイテムを選ぶ
sayaさん(@saya.s.a)のお住まいは、リビングの一角にこどものスペースがあり、そこがおもちゃ置き場や学習スペースになっています。
おもちゃ収納棚は「無印良品」のパイン材ユニットシェルフ、BOXは「OURHOME」の桐の箱を使用。赤ちゃんの頃から小学生、中学生になっても使えそうなアイテムを選んでいるそう。成長に合わせて中身は変わっても、収納家具自体は長く使い続けられる設計です。こどもの成長を見据えて、最初から柔軟に対応できる収納アイテムを選ぶことで、買い替えの手間もコストも削減できます。(取材当時:2021年7月23日)
こどもの成長に合わせる収納実例⑤|褒めて育てる作品収納の工夫
ライフオーガナイザーのRumiさん(@rumi0818)は、お子さんの作品の保存はクラフト収納ケース1つに入る分だけと決めているそうです。残しておきたいモノはお子さんに任せていますが、成長するにつれて中身は減っていくといいます。
こどもたちが小さかった頃は、いくつか持ち帰った絵やモノをピックアップして玄関やリビングに飾り、何度も繰り返し褒めていたそうです。それが上手に手放せることに繋がったのかもしれない、とRumiさんは振り返ります。満足するまで褒めてもらった経験が、自然な手放しを可能にする秘訣です。(取材当時:2021年11月21日)