こんにちは、おふみです。職業はイラストレーターで、8割デジタル、2割アナログでイラストを描いています。絵柄によってさまざまな画材を使い分けているのですが、その中でも特に本数が多くて収納方法に悩んできたものが、コピックというアルコールマーカー。見て見ぬふりをしていた収納でしたが、ついに納得のいく方法が見つかったのでご紹介します。
仕事道具の収納について本気出して考えてみた
イラストのお仕事は、デジタルのときはiPad ProとApple Pencil、それにiPadスタンドがあればいいので省スペースなのですが、アナログのときはコピック、色鉛筆、水彩ペン、ピグメントライナー、色ペン、絵の具類など多くの画材を使用しています。その中でも特に嵩張るのが、コピックマーカー。改めて数えてみたところ、なんと76本もありました。
使うたびにストレスを感じる収納を変えたい!
これまでは、プラスチックケースに立てて収納していましたが、定期的に事故が起こっていました。このコピックマーカーはツインマーカーになっており、片方が筆で、もう片方が幅広マーカーです。
私は筆の方をよく使っていて、収納時に間違って筆の方を下に向けて立てると、インクが下に偏り、次に使ったときにドバッとインクが漏れ出して暴発してしまうことがあるのです!毎回戻す方向を注意してはいるものの、たまに起こってしまいます。
当たり前ですが、アナログには「戻るキー」がありません。修正液や他の色を使って修正できるのですが、ペンを開くたびにヒヤヒヤ、ストレスを感じていました。どう考えても、こんなロシアンルーレット的な使用感ではいけない。注意するだけでは事故は防げないと実感。根本的に解決する必要があります。
「そうだ、ペンを水平に収納すればいいんだ!」そう思い立ったものの、このプラスチックケースに水平に積み上げるように収納すると、とても検索性が低く、目当ての色を見つけるのに一苦労。似た色がたくさんあり、色の濃さの違いで番号が振られているので、この番号順に並べた状態で使いたいし……と悩んでいました。
自分が納得できる理想の収納を追求する
そこで、新たに収納道具が必要だと判断。一本ずつ差し込めて水平に保管できる収納道具を探し始めました。実際に探してみると、ペンが取り出しやすいように角度がついているものが多かったのですが、これではインクの偏り問題が解決しません。そして検索した末に見つけたのが、このケースでした。
完全なる水平。上に積み上げていけるので、今後本数が増えたときも対応可能なのが嬉しいポイント。色番号の確認もしやすくなり作業時の検索性が上がったおかげで、同じ枚数のイラストを完成させるまでの時間も短縮できました。
結果、収納ケースというモノが一つ増えましたが、その分検索性と仕事の効率が上がり、持ち運びもしやすくなり、作業がぐっと快適になりました。
私がモノを少なく保つ理由は、自由時間を増やすため。また生活費をコンパクトにして、好きな土地で好きな働き方をしたいと考えています。モノを減らして、仕事の手間が増えては意味がありません。
また、画材によって表現の幅が広がるので、こればっかりは三原色のマーカーだけあればそれでいいというような数の絞り方はできません。収納方法を見直すことで上手に収納しながら、モノと付き合っていきたいと改めて感じました。
今回はイラストのお仕事道具の収納方法についてお話ししましたが、モノとの付き合い方の参考になれば嬉しいです。