こんにちは、おふみです。「まだ使えるからいいか」と何年も使っているモノってありませんか? そういうアイテムって、何年も使っていることにすら気づかないほど暮らしに馴染んでいるもので……。毎日見ているから傷みや汚れに気づかないけれど、部屋の写真を撮って第三者目線で見てみると思いのほか傷んでいてギョッとすることも。今回は、そんな買い替えアイテムについてお話しします。

おふみさん

おふみさん

整理収納アドバイザー1級の資格を持つイラストレーター。汚部屋状態のおウチから一念発起、今ではハイエース1台分の少ないモノで暮らす。著作は『ミニマリスト日和(ワニブックス)』ほか。近著に『小さな暮らしは生きやすい(大和書房)』。

https://www.minimalistbiyori.com/

気がつけば11年も使っていた、わが家のバスマット

わが家のバスマットはサイズが通常の半分程度しかありません。「あと少し大きければなぁ」と思いつつも、まあ使えるからとそのまま使用してきました。
ふと、これはいつ買ったんだっけ? と考えてみました。一人暮らしを始めたときにおウチの近くの100均で買ったから、2011年の3月かな? つまり……11年? 11年も使ってるのか!?!?

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使うたびに、いい加減買い替えようと考えつつ、11年も我慢していたという事実に驚いてしまいました。この家に招かれた来客になった気持ちでこのバスマットを見てみたら、あちこち糸がほつれていて、かなり生地が消耗していたことに気づきました。毎日目にしていると「見えているようで見えない状態」になりがちだと改めて感じました。

いい加減買い替えよう! と決めて、いろいろ調べた結果、「SUSU(すうすう)」というバスマットを新調。

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マイクロファイバーをモール構造にしたもので、毛足がたっぷり太く、ふわっふわの手触りです。なんせこれまで安いマットを使っていたので(100円でバスマットを提供してくれるのがそもそもすごい企業努力なのですが……。)比べてみると、その差に驚きました。

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以前はバスマットで足を拭いても、その後さらにバスタオルでしっかり拭かないと水分が残っていたのですが、新しいマットは長い毛足に包まれて足裏・指の間・サイドの水分がしっかり吸収されていきます。

以前使っていたマットは、面積が小さいことが悩みだと思っていたけれど、むしろ長年使うことで吸水力が落ちていたことが使いづらさの原因だったのかもしれません。こんなに快適になるならもっと早く買い替えるべきでした。

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多少の不便があっても「暮らせなくはないから」と、自分では大して不快だと認識せずに過ごしてしまいがち。おウチの中を自分が来客になった気持ちで眺めてみると、長年使っている消耗品などがおのずと見えてくるので、買い替えのタイミングの目安になりますよ。

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