こんにちは、おふみです。安価なモノも含めた装身具全般をアクセサリー、中でも貴金属類を使ったモノはジュエリーと言います。33歳を迎えた昨年は、自分にとってのジュエリー元年でした。今回はジュエリー探しの道のりと、その末に相棒となった愛用品を紹介します。

おふみさん

おふみさん

整理収納アドバイザー1級の資格を持つイラストレーター。汚部屋状態のおウチから一念発起、今ではハイエース1台分の少ないモノで暮らす。著作は『ミニマリスト日和(ワニブックス)』ほか。近著に『小さな暮らしは生きやすい(大和書房)』。

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長持ちしないメッキのアクセサリーを手放す

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いままでメッキ加工などのアクセサリーばかり持っていて、せっかく気に入ってもメッキが剥げてアクセサリーの寿命が先にきてしまうことを寂しく思っていました。つい先日もお気に入りのイヤーカフを久々に取り出してみたところ、メッキが剥がれてまだらに黒い模様が! メッキ加工修理を探してみたのですが、購入した金額と同じくらいの修理費用がかかるとわかり、使用頻度を鑑みて手放しました。

扱いやすさとモチベアップのジュエリー探し

そんなことが続き、長く愛用できるアクセサリーが欲しいと思い、ジュエリー探しをスタート。折しもコロナ禍で頻繁な手洗いと手指消毒が必要な世の中なので、素材は地金ジュエリーにすると決めました。パールなども憧れますが、ズボラゆえにアルコールに弱い素材は扱いきれないので、お手入れのシンプルさを優先。

アイテムとしては、使っていて視界に入るモノにしようと決めました。わたしはピアス穴を開けていないのでイヤリングを使っているのですが、イヤリングはその性質上どうしても外れやすく、なくしたら立ち直れないと思います。その上、イヤーアクセサリーは使っている時に自分の目で見ることができません。ネックレスも同様ですね。鏡を介さなくても自然と視界に入る、指輪やブレスレットを中心にジュエリーに置き換えていくことに決めました。

自分が欲しいモノと自分に合うモノ

普段は気圧されておいそれと立ち入れない、百貨店の中にあるジュエリーのブティックを訪れました。そして、ドキドキしながら、憧れのリングを試着。ゴールド・プラチナ・ピンクゴールドの3色のリングが絡み合った、そのブランドで定番の息の長いアイテムです。しかし……これが全然似合わないのです! わたしの普段の装いはモード寄りで、強めのアイテムを選ぶことが多く、やわらかい雰囲気が全然マッチしていなかったのです。

特にピンクゴールドがどうにも浮いていて、あまりにも「借りてきた指輪」という印象が強い。リングとしてはとても美しく完成されていて名品に違いないのですが、だからといって自分にも合うとは限らないと学んだ良い機会でした。

そしていろいろ試着する中で、着けた瞬間にこれだ!と思ったリングがありました。「ブシュロン」のクルドパリ スモール YGです。パリ ヴァンドーム広場の石畳をイメージしたデザインで、イエローゴールドの地金のみで構成されているにも関わらず、ダイヤモンドが並んだ指輪かと見紛うほどに光を反射してキラッキラに輝きます。そしてこの直線で構成されたデザインが、ものすごく自分の装いと、そしてこうありたい自分像とフィットしました。

『MARIHA』の「願い事リング」を合わせるコーディネートが好きです

目につきやすいモノをこだわると仕事が捗る

わたしは仕事でPCとiPadを使うことが多いため、マニキュアを綺麗に塗ると視界に入るたびに気分が上がります。整った爪先は宝石みたいだなと見ていて癒されるのですが、そこに地金ジュエリーが加わり一層気分が上がりました。キーボードをタッチするだけで心弾むような幸せな気持ちになれるので、ジュエリーの効用は大きいと感じています。

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ちなみにジュエリーは、『無印良品』の「重なるアクリルケース2段フタ付引出」と「重なるベロアケース格子」と「重なるベロアケース縦」を使って、上段にイヤリングを、下段にブレスレットやネックレス、大ぶりのイヤリングを収納しています。リング類は、購入時についてきたリングケースがちょうど良いので収納ケースとして使っています。

ジュエリーは何代も引き継ぐこともでき、自分よりも寿命が長いくらいです。長く愛せるジュエリーに出会えたことでモノとの付き合い方もまた考えさせられました。

お手入れは100円ショップで買ったアクセサリー用のお手入れシートを使って、やさしく磨いています

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