こんにちは、おふみです。わが家は今年の夏に引っ越しを控えています。今の住まいには押し入れという大容量収納がありますが、次の住まいに押し入れはありません。おウチの収納容量がぐっと減るので、引っ越しに向けて、徐々にモノの整頓や片付けを加速させています。

おふみさん

おふみさん

整理収納アドバイザー1級の資格を持つイラストレーター。汚部屋状態のおウチから一念発起、今ではハイエース1台分の少ないモノで暮らす。著作は『ミニマリスト日和(ワニブックス)』ほか。近著に『小さな暮らしは生きやすい(大和書房)』。

https://www.minimalistbiyori.com/

手放すモノを記録して、片付けのモチベーションアップ

この夏に控えた引っ越しにむけて、この一ヶ月はモノを手放すことに邁進しました。忙しい毎日、意識していないと手放すことを忘れがち。そこで私はモノを減らす習慣づけのために、1日1つモノを手に取って本当に必要なモノかどうかを判断し、手放すモノは手帳に記録する方法を取り入れています。

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レコーディングダイエットという言葉がありますよね。岡田斗司夫さんが実践・開発したダイエット法で、食事と体重を記録し、自分の食習慣の傾向などに気付けることで体重をコントロールできるというもの。記録すると「見える化」が進んで、ダイエットのモチベーションが継続します。同様に、手放したモノを記録することで片付けを意識し、モチベーションを継続できます。

実際に、8年半前、汚部屋状態だったわが家ですが、この方法で片付けを継続したおかげで、汚部屋を脱しました。今では家財道具すべてをハイエース一台に収めることができるほど物量を減らせましたが、今回は引っ越しを前にして、初心に戻って手帳に記録していくことにしました。

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私が使っているのは、手前味噌で恐縮ですが、『おふみさんの捨てログ』という文響社から発売の手帳×片付け本。こちらを使って、手放したもの記録をしています。毎日の手放したモノの数を記録し、片付けの頑張りを振り返れるようになっているのです。

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もちろんこの手帳を使わなくても、片付け用にノートを一冊用意したり、スマホのカレンダーに記録したり、ハッシュタグをつくってツイートしたりするのも良いでしょう。ちなみに「#捨てログ 」というハッシュタグをつけてSNSに記録しています。このタグを検索すると、他の人が何を片付けているのかを見られてやる気が湧いたり、片付け仲間と繋がれるので、継続のモチベーションになっています。

おふみさんが今月手放した、5つのモノ

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今月手放したのは、色落ちしたタオル、アーティストの応援グッズのライトで電気が点かなくなったもの、今度いつ行くかわからない運動施設の専用靴下、使い終えたノート、一年通ったスクールの受講証。

手放すか迷うモノって、理由があるんですよね。使うと気分が下がるけれどまだ使える、思い出がある、いつか使うかもと思う、捨て方がわからない、過去の自分の努力ごと捨てるようで気が引けるといったモノたち。けれど、向き合ってみると、案外手放しても問題ないと気づけたり、手放した方が心が軽くなると思えたり、写真に撮ったら手放す踏ん切りがついたりします。1日5分でいいので時間をとって、モノと向き合う時間をつくると、先延ばしにしていた要不要の判断が進んでいくのを実感しますよ。

少しずつ手放して、1ヶ月で30個は手放せました。3ヶ月続ければ90個身軽になれます。コツコツの力は大きいと知っているので、これからも着実に減らしていきたいと思います。

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