いざという時のために必要な1週間分の防災備蓄。でも具体的には、何をどのくらい用意すればいいのでしょうか?缶詰や非常食をとにかく買っても、収納場所を取るうえに消費期限切れも心配です。かといって、足りているのかわからないまま過ごすのも不安ですよね。そんな漠然とした不安に、今回はズバリお答えします!必要不可欠なのに見落としがちなアイテムも要チェック!

HOUSTO 編集部

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備蓄に必要な食料や水の量を計算する方法

前回は、防災備蓄の基本の考え方をお伝えしました。それは、1週間は買い物に出かけなくても、家族が自宅で避難生活できるのを前提に準備することです。そこでまず思いつくのは、水や非常食。それぞれどのくらい必要なのか、具体的にご紹介します。

食料の必要数

準備のコツは、給食のように1週間分の献立を作ってみること。そうすれば何がどのくらい必要か分かります。1人1日3食×7日=21食分。3人家族なら63食分と考え、非常食や缶詰などを適宜組み合わせて用意しましょう。ちなみに米は1kgでご飯15杯少々になります。家族の人数で算出し、普段の備蓄も「5kgを切ったら買い足す」などルールを決めておくと安心ですね。

非常食選びのポイントは、実際に試食してみること。できるだけ好きな味を揃えておきましょう。賞味期限が近づいたものから時々食べてみて、慣れておくのも大切です

大事なポイントは、好きなものも用意しておくこと。災害時は不安や強いストレスで食欲が落ちがちです。食欲がないときでも食べられるように、おやつやお酒などの嗜好品などの備蓄も考えてみてもよいでしょう。「非常時だからガマンしなきゃ」と思ってしまいますが、家族のメンタルを健全に保つ備えも必要です。また、カセットボンベの卓上コンロがあれば、温かい食事でホッと一息つけますよ。

水の必要量

飲み水だけでなく料理にも使う水は、1人1日3リットル必要です。ということは、1週間だと1人あたり21リットル、3人家族だと63リットルもの量になります。ペットボトル数本の備蓄で安心しているとおののく量ではないでしょうか。人間の命の基本とも言える水は、適正量をきちんと用意しましょう。

災害はいつ訪れるかわからない!真冬や真夏の状況にも備えておこう

災害はいつ起こるかわかりません。電気が止まるとエアコンも使えないので、居住地の気候にあわせて、どんな気温でも対応できる備えが必要です。たとえば真冬に暖房が使えなくなると、薄い寝袋や布団だけでは耐えられませんよね。断熱シートやカイロを準備しましょう。逆に夏は入浴や洗濯ができないことを想定し、汗ふきシート、熱中症対策のドリンク、塩飴なども用意しておきましょう。

防災備蓄品として忘れてはいけない意外なアイテム

成長の早いこども用備蓄は定期的に見直しを! 大切なペットが災害時に逃げ出さない対策も考えておきましょう。

なかなか話題にしづらいのが、トイレの話。停電になると、集合住宅ではトイレが使えなくなることもあります。その場合はトイレの凝固剤を備蓄して、各家庭で責任を持って処理したいものです。

ほかにも意外と見落としがちなのが、コンタクトレンズや補聴器、入れ歯など。災害時にも使えるように、買い置きやメンテナンス用品も備えましょう。また、持病がある人は処方箋のコピーも忘れずに。かかりつけのお医者さんに、相談しておくのもいいですね。

他にもアレルギー対応の食品は、簡単に手に入らないことが多いもの。アレルギーのある人は、1~2カ月分を備蓄したほうがいいでしょう。

次回は、防災備蓄品を安全に収納するコツをご紹介します!

今回、お話を伺ったのはこの方
⻑柴美恵さん

⼀般社団法⼈ 防災備蓄収納プランナー協会 代表
東京都出⾝。整理収納お⽚づけコンサルタントとして⼀般家庭からオフィス整理改善、企業との提携事業など活動を広げるなか、2016 年に⼀般社団法⼈ 防災備蓄収納プランナー協会を設⽴。防災備蓄のための収納プランナーの育成を⾏なっている。
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