プロの整理収納アドバイザーの要めぐみ先生による、収納レッスン。今回は、細かいものが多く、多種のアイテムが集まる洗面所・脱衣所の収納方法の実例をご紹介。掃除がしやすく、家族全員が使いやすいスッキリした洗面所・脱衣所収納を目指します。
住人プロフィール
・ご相談者:F様宅
・持ち家/一軒家(4LDK)
・居住2年3ヶ月
・家族4人暮らし(小学1年生の長女、2歳の次女、両親)
前回のおさらい
洗面所・脱衣所の収納にお悩みのF様。前編では、一度全てのモノを出して広げる「全部出し」、その中から必要なものを取捨選択し、適量までモノの量を絞る作業を終えました。洗面所・脱衣所で使いたい収納アイテムを駆使し、いよいよ完成した収納はいかに?
整理収納レッスン終了! スッキリBEFORE→AFTER
【BEFORE】全体
【AFTER】全体
以前はモノが雑然と置かれ生活感が目につきましたが、整理収納レッスン後は、アイテムがあるべき場所にかっちりと収まり、スッキリとした印象に。
細かくて使いづらかった洗面台下の収納
【BEFORE】
【AFTER】
引き出し収納から、立った状態で、上からサッとモノを取り出せるオープン収納に変更した洗面台下。洗剤などのボトル類もスッキリと収まりました。
なんとなく使いづらかったタオルがホテルライクに変身!
【BEFORE】
【AFTER】
タオルのサイズと色を揃えて、たたみ方を工夫するだけで収納ケース要らずの仕上がりに! スペースが空いたので、すぐ下の洗濯機で使用する洗濯ネットの収納ケースや、ヘアアイロンなどの収納場所が確保できました。
動線を塞いでいた洗剤類は、洗面台下に一括収納
【BEFORE】
【AFTER】
ドア横で動線を邪魔していた直置き洗剤たちは、シンプルで場所を取らない詰め替えボトルに詰め替えて、洗面台下に。ドア付近にモノがなくなるだけで、こんなにスッキリ見えるように。
洗面台下の左下によく使う洗剤をひとまとめに収納。使用中の洗剤と一緒に置かれていたストック洗剤は、床下収納に移動させ、洗面台下は一軍の洗剤の置き場として活用することに。
整理収納レッスンを終えて
収納アイテムを厳選することが、洗面所・脱衣所の整理収納のポイントです。
❶腰より下の空間では、オープン収納を取り入れる
整理収納を頑張っている方のご自宅では、細かくモノを分けて収納されている場合が多いですが、細かく分けすぎると、場所によってはよりモノが取り出しづらくなってしまうことも。洗面台下などの腰下の収納スペースでは、上からすぐにモノが取り出せる、フタなしのオープン収納がおすすめです。
❷色味を抑えてスッキリ見え
洗剤や化粧品、タオルや衣類……。さまざまなカラーが混じり合う洗面所は、どんなに片付けでもごちゃついて見えがちです。タオルや洗剤ボトルの色味を揃えるだけで、途端にスッキリ見えするのでお試しを。
ぜひ試してみてくださいね!