ラベルがついているだけで、誰がどこを見ても一目で分かる。そんな収納の仕組みがあれば、「あれどこ?」と家族に聞かれることも、自分が探す時間もぐっと減らせます。今回は、冷蔵庫やキッチン、洗面所など、暮らしのあらゆる場所で実践されているラベリング収納の工夫をご紹介。”誰のために、何のためにラベルをつけるのか”まで考えられた実例ばかりです。
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目次
ラベリング&見える化収納実例①|冷蔵庫のボックスに”用途別”のラベルを
こんぶさん(@korenankore72)は、冷蔵庫の中を用途別・グループ別にボックスで分けて収納しています。「朝食セット」「ご飯の友」といった具合に、使うシーンごとにラベリング。白い容器なので引き出さないと中身が見えませんが、家族でしまう場所のルールを共有しているので、冷蔵庫を開けっ放しにする時間が減り、探す手間もなくなったそうです。ボックスごと取り出すスタイルは、電気代の節約にもつながる嬉しい工夫ですね。
ラベリング&見える化収納実例②|引き出し収納は”クリップラベル”で埋もれ防止
nikaさん(@nika.home)は、キッチンのIH下にある乾物類の収納にひと工夫。「無印良品」のナイロンメッシュケースを使い、ダブルクリップに名前をつけてラベリングしています。立てて収納することで、奥に埋もれることがなく、賞味期限切れを防ぐことにも成功。調理中にパッと取り出せるから、料理の時短にもつながっているそう。シンプルなラベルなのに効果は抜群です。
ラベリング&見える化収納実例③|容器を統一してラベルで中身を識別
こちらもこんぶさん(@korenankore72)の実例の紹介です。冷蔵庫の調味料やスパイスの収納に、容器の統一とラベリングを組み合わせた方法を実践しています。「ハリオ」のフィルターインボトルや「山崎実業」のスパイスボトルに詰め替えて、手作りのラベルを貼ることで統一感を演出。カラフルなパッケージが並ぶとごちゃつきがちですが、容器とラベルを揃えるだけで冷蔵庫の中がすっきり。衛生面とデザイン性、どちらも大切にした収納術です。
ラベリング&見える化収納実例④|洗面所の引き出しは”ひと目で分かる”仕組みに
shioさん(@shio_228)は、洗面所の深い引き出しに洗剤やハンガー、アイロンなどを収納。「無印良品」のファイルボックスできっちり仕切り、同じ容器やボトルには中身が分かるようにラベリングをしています。「どこに何を入れるか一目瞭然なので、片付けもしやすい」とshioさん。定位置を決めることで、家族みんなが迷わずに戻せる仕組みになっています。
ラベリング&見える化収納実例⑤|ラベリングしない選択も大切な見直し
整理収納アドバイザーの岡本あつみさん(@atsumi.okamoto)は、かつてラベリング熱が高じて、あちこちにラベルを貼っていた時期があったそう。でも、英語表記にしたラベルはこどもたちには読めず、しかもスペルミスがあったことも…。
その経験から「なんのために、誰のためにラベリングするのか」を考えるように。今では必要最低限のラベリングに留め、使う人に合わせた方法を選択しています。「ラベリングはしなくてもいい」という選択肢もあることを教えてくれる実例です。
ラベリング&見える化収納実例⑥|リビング収納は”一時保管ボックス”にも目印を
こちらもnikaさん(@nika.home)の実例です。nikaさんのリビングの造り付け収納の一番上に「一時保管ボックス」を設置。使っていないけれど今は捨てられないものを入れておく場所です。納戸などの奥にしまうと忘れてしまいがちですが、目の届く場所に置き、「リサイクル」などのタグをつけておくことで、定期的に見直すきっかけに。半年に一度チェックして、使わなかったものを処分する習慣が生まれたそうです。
ラベリング&見える化収納実例⑦|書類ケースのラベルで家族の紙モノを一括管理
石山可奈子さん(@kanakoro_no_ouchi)は、ごちゃつきがちな紙類の収納をジャバラ式の書類ケースで一括管理。期限ありのもの、こどもたちのプリント類、しばらく取っておきたい資料など、家族があちこちに置かないよう、ラベルをつけて内容を明確にしています。木目調のデザインがインテリアに馴染むのも嬉しいポイント。家族全員が迷わずしまえる仕組みです。
まとめ
ラベリングは、ただモノの名前を書くだけではありません。使う人のことを想像して、文字の種類や大きさ、貼る場所を工夫することで、家族みんなが自然と片付けられる仕組みになりますよ。冷蔵庫やキッチン、洗面所、リビングまで、どの場所でも共通するのは「誰が見ても分かる」こと。そして時には”ラベリングしない”選択も大切。ぜひ、あなたのおウチに合った方法を見つけてみてください。