美しさと機能性を持ち合わせたインテリア。それは、建築家の知識と経験をもとに設計される達人の技です。今回はHOUSTOで過去に紹介した記事の中でも、建築家が手掛ける特徴的なインテリアをご紹介します。ユニークな住まいの実例から、おウチづくりのアイデアを見つけてみてください。

HOUSTO 編集部

HOUSTO 編集部

HOUSTO公式アカウントです。当サイト独自の目線で、毎日の暮らしがちょっと豊かになる情報を定期的にお届け中です!

https://www.instagram.com/ouchinoshunou/

『HOUSTO』の人気記事でわかる!建築家が手掛けるインテリア7選

建築家が手掛けるインテリア①|借景から生まれるインテリア。都会でも緑が活きる生活空間

リノベーション会社を経営する鰭沼悟さんが居住しているのは、新宿区にある閑静な住宅街。都心にありながら、緑に囲まれたロケーションと、ムダを削ぎ落としたインテリアが美しいリノベマンションです。
シックなタイルで作られた、まるで露天風呂の趣があるお風呂。水面にも緑がきれいに映り込みます。洗面所もダークトーンで統一され、ホテルライクなインテリアにうっとり。

このリノベマンションの設計を担当したのは、鰭沼さんが信頼を寄せる自社の設計士、有友勇仁さん。緑に囲まれたロケーションを、どの部屋からも見られるように壁は100%間仕切らず、室内にも大きな窓が配されています。全体的な色合いも、緑が見えるようダークに統一しているのだとか。借景を活かすインテリアづくりを、プロに依頼するのも一つの方法。唯一無二の空間になるはずです。

|元の記事を読む|


建築家が手掛けるインテリア②|壁の表情や光で個性を演出するインテリア

昭和40年代に建てられたレトロなメゾネットのマンション。ユニークな造りを活かしつつ、風通しのよい空間にリノベーションしたのは、この家に住む建築士の西村一宏さん。
1階のダイニングキッチンは、特徴的な壁とライティングレールで表情が変わります。用途に合わせてテーブルの位置を変え、照明もセッティングできるよう、天井のライティングレールは多めに配されています。さらに家具類や日用品など、置くモノはあえて少なく、レストランのような雰囲気に。

ダイニングキッチンと空間を分け、2階はリビングになっています。差し込む光とスペースの広さが相まって、開放的なリラックス空間ですね。個性的な照明やお部屋の色調にあわせたソファも、落ち着きのあるインテリアを演出しています。

|元の記事を読む|


建築家が手掛けるインテリア③|まるで図書館!セカンドライフを充実させる居住空間

「リタイア後は、晴耕雨読な暮らしを夢見ていました。」
鎌倉市内に注文住宅を建てた、60代のSさんご夫婦の想いを具現化したのは、建築家の小野育代さんです。
2階に設けられた書斎はもちろん、廊下、階段部分にオリジナルの書棚が造作され、膨大な蔵書をすっきりと納めるライブラリーになっています。書棚は厚みのあるツーバイテン(2×10)材と計算された奥行きで、本の物量と存在感が浮き立たないようなデザイン。家の中のインテリアとしても、本がしっくりと馴染むように工夫がされています。

階段にも本棚スペースを取り、その隣にベンチを造作。外の見える窓際のちょっとしたスペース、ほっとできる空間のインテリアに暖かみを感じます。どんな家にしたいか希望がはっきりしている場合は、造作家具を含めた設計を相談してみるのもよいでしょう。

|元の記事を読む|


建築家が手掛けるインテリア④|仕事も暮らしも。用途で形を変えるマンション

建築家の星野千絵さんがフルリノベーションを手掛けた自宅マンションは、賃貸2DKをワンルームにし、自宅兼ワーキングスペースとしても活用できるユニークな間取りです。
家具、収納、間仕切りと、多目的に使える「オリジナルBOX」や、リビングとベッドの小上がりなどは、木材の造作ツール。ムダな飾り気のない素材感を活かすために、壁など室内の骨組みはそのままに、選ぶ家具も手触りにこだわっているのだそう。星野さんが大切にする「素材感」と「自由さ」が溢れたインテリアです。

シンプルに素材を活かし、どんなものを置いても自然に共存できる雰囲気に、と考えられたリノベーション空間。「オリジナルBOX」の配置や収納方法、モノの持ち方は暮らしながら少しずつカスタマイズしていきます。
いらないものは処分して、大切なものは目に触れやすいところに飾るなど、スモールスペースだからこそモノの選択にメリハリが出ますね。暮らし方とインテリアがマッチした独創的なマンションです。

|元の記事を読む|


建築家が手掛けるインテリア⑤|生活感を抑えたギャラリーのような住宅

商業施設、住宅などの建築設計から、インテリアや家具のデザインまで幅広く手がける、建築家の玉上貴人さん。土地選びから関わったという新築の注文住宅は、本来は人目が多く住宅に向かない場所だったといいます。
難点を逆手に取り、外側からの視線を遮ってプライバシーを守りつつ、内側は明るく開放感のある設計に。インテリアはモノトーンで統一し、全体的にソリッドな空間にすることで、まるでギャラリーのように美しい住宅を完成させました。

収納設計ももちろん一工夫。キッチンに造られた縦に伸びる収納は、扉で家電を全部しまうことができ、空間の広さを演出。リゾートホテルのようなハイレベルなインテリアを実現するのは、プロだからこそ成せる技です。

|元の記事を読む|


建築家が手掛けるインテリア⑥|すぐれた機能性、統一感のある造作収納

旧知の間柄であるKさん宅のリノベーションを手掛けたのは、建築家の藤木俊大さん。3DKの間取りを大胆に1LDKに変更し、動線を考えながら造作の棚を設置しました。
日当たりと風通しを最大限に活かしつつ、温かみのある木の造作収納が馴染むインテリア。リビングは一部を引き戸で仕切ることができ、フレキシブルに活用できるように仕上げられています。

特徴的なのは、「無印良品」のモジュールに合わせた造作収納。すべてシナ材を使ってデザインが揃えられており、「無印良品」の収納用品が収まるサイズに設定されています。収納機能と、統一感のあるインテリアの美しさ、徹底された設計のこだわりが見えますね。

|元の記事を読む|


建築家が手掛けるインテリア⑦|「持ち方」「しまい方」が考えられたミニマム空間

コンパクトなマンションをフルリノベーションした、建築家 大内久美子さんの自宅兼事務所。3方向に窓があり、風通しの良さと日当たりが抜群です。
土間から繋がる絨毯の組み合わせが斬新なリビングは、窓際にソファスペースが造作され、すっきりと広い空間です。質感の違うホワイトで構成された壁と床、クッションやグリーン等のアイテムもスパイスとなる、完璧なインテリアです。

持ち物のしまい方を事前に計画、収納スペースを家の中の各所に用意することで、決して広くない空間もゆとりのある造りに。2段用意された壁のニッチは高さがあり、上下にモノを詰め込まず、余裕のある印象になっています。
設計段階から収納や空間の使い方を盛り込み、インテリアをより美しく見せる、建築家ならではのアイデアです。

|元の記事を読む|


建築家が手掛けるインテリアおさらい

インテリアを考える際、設計の段階から収納や見せ方のアイデアを盛り込むことで、より美しい空間が演出できます。建築のプロの力を借りて、造作収納や家具、ディスプレイにこだわりを見せるのもよいかもしれません。